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翻訳と話法 伊原 紀子(著) - 松籟社
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翻訳と話法 (ホンヤクトワホウ) 語りの声を聞く

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発行:松籟社
四六判
256ページ
上製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-87984-294-7   COPY
ISBN 13
9784879842947   COPY
ISBN 10h
4-87984-294-X   COPY
ISBN 10
487984294X   COPY
出版者記号
87984   COPY
Cコード
C0080  
0:一般 0:単行本 80:語学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年5月
書店発売日
登録日
2011年6月2日
最終更新日
2011年6月2日
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紹介

機能主義的翻訳理論に基づいた体系的な翻訳理論。テキストの印象を決定的に左右する話法表現に焦点を当て、日・英間の多様な翻訳事例を分析する。

目次

はしがき 7

第1章 序論:翻訳と話法のコミュニケーション
  1. なぜ話法なのか?研究の枠組みについて
  2. 分析のアプローチ
   2.1 談話分析
   2.2 異化・同化
   2.3 データ:日英の小説から
  3. 本書の構成

第2章 翻訳の理論的背景
  1. 異化・同化のストラテジー
   1.1 原文への忠実さか自然な読みやすさか
   1.2 シュライアーマハーの異化・同化
   1.3 ヴェヌーティの異化・同化
  2. 機能主義的翻訳理論
   2.1 コミュニケーション的・機能的アプローチ
   2.2 等価理論の問題点
   2.3 関連性理論の観点から
   2.4 スコポス理論

~Tea break1~ 翻訳活用法

第3章 伝達のメカニズム
  1. 翻訳と話法の伝達
  2. 比較によって見えるもの
  3. 直接話法と伝達者の意図
  4. 具体例分析
   4.1 元発話/STの変容
   4.2 元発話/STの非変容
   4.3 分析結果のまとめ
  5. 結び
  補遺:擬似翻訳と想定話法

第4章 話法の理論的概観
  1. 話法の一般的定義
   1.1 英語の話法
   1.2 日本語の話法
  2. 形態的特徴
   2.1 英語の話法
   2.2 日本語の話法
  3. 機能的特徴
   3.1 英語の話法(リーチとショートの話法分類)
   3.2 日本語の話法
   3.3 複数の「声」
  4. 本研究での捉え方

   ~Tea break2~ 言葉あそび

第5章 話法翻訳:事例研究Ⅰ──翻訳の手法
  1. 翻訳における異化・同化
  2. 小説の中の話法
   2.1 語り手の声と登場人物の声
   2.2 小説内の声や思考が翻訳されるとき
    2.2.1 分析の方法
    2.2.2 分析の結果
  3. 話法に関わる翻訳の訳文分析
  4. 結び
  添付資料

   ~Tea break3~ 慣例に依存することば

第6章 話法翻訳:事例研究Ⅱ──感情表現に焦点を当てて
  1. 小説の地の文に現れる感情表現
  2. 小説の言葉に託される感情
   2.1 日英のモダリティ
   2.2 小説のコミュニケーションと言語の対人的機能
  3. 訳文分析
  4. 結び

   ~Tea break4~ 訳文比較

第7章 話法翻訳:事例研究Ⅲ──自由間接話法を中心に
  1. 語りの「声」を聞く
  2. 自由間接話法に「声」を聞く
   2.1 自由間接話法の読み取り
   2.2 自由間接話法が登場人物の「声」として翻訳された場合
   2.3 自由間接話法が語り手の「声」として翻訳された場合
  3. 「声」の受けとめ方
  4. 3人称過去時制に見るdisplaced immediacyの効果
  5. 響き合う二つの「声」
  6. 自由間接話法の和訳に当たって
   6.1 自由間接話法の解釈の幅
   6.2 「声」を限定しない和訳の例
   6.3 日本語にできること
   6.4 日本語の意識描写と英語の自由間接話法の平行性
  7. 結び

第8章 まとめと補説

 引用作品
 参考文献

著者プロフィール

伊原 紀子  (イハラ ノリコ)  (

 兵庫県芦屋市に生まれる。神戸市外国語大学英米学科卒業後、丸紅株式会社勤務。其の後神戸大学総合人間科学研究科博士課程修了。博士(学術)。
 2011年5月現在、神戸大学、神戸市外国語大学、大阪市立大学、関西学院大学にて非常勤講師。

上記内容は本書刊行時のものです。