版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
再犯防止をめざす刑務所の挑戦 手塚 文哉(著/文) - 現代人文社
..
詳細画像 0 詳細画像 1 詳細画像 2
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

再犯防止をめざす刑務所の挑戦 (サイハンボウシヲメザスケイムショノチョウセン) 美祢・島根あさひ社会復帰促進センター等の取組み (ミネシマネアサヒシャカイフッキソクシンセンタートウノトリクミ)

社会科学
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:現代人文社
四六判
188ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-87798-759-6   COPY
ISBN 13
9784877987596   COPY
ISBN 10h
4-87798-759-2   COPY
ISBN 10
4877987592   COPY
出版者記号
87798   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年5月30日
書店発売日
登録日
2020年5月15日
最終更新日
2020年5月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

官民協働の刑務所プロジェクト(PFI刑務所)にはさまざまな困難がともなった。幾度にもわたる地域住民への説明会、役所内での調整など。創設後は、社会復帰・再犯ゼロをめざし、先進的な教育・職業訓練プログラムで、官民の職場文化の違いを乗り越えてきた。本書では、元刑務官が、プログラムの実例に触れながら、あたらしい刑務所の試みを紹介する。

目次

はじめに
凡例

第一部 再犯防止への取組み状況
 1 美祢社会復帰促進センターでの取組み
    プログラムシステム設計科の事例
    社会貢献活動プログラムの事例
    就労支援活動の始まり
    更生保護女性会の活動
    女性受刑者の処遇
 2 日本初のPFI刑務所・美祢社会復帰促進センターの全体像
    設備・構造上の工夫
    充実した職業訓練と改善指導
    官民協働運営の問題点とその克服
 3 島根あさひ社会復帰促進センターでの取組み
    センターの教育的取組みの流れ
    回復共同体プログラムの事例
    TC(プログラム)の効果
    盲導犬パピー育成プログラムの事例
    文通プログラムの事例
    出所者からの声
 4 PFI刑務所の集大成・島根あさひ社会復帰促進センターの全体像
    センター開設の目的
    センターの職業訓練
    地域住民との交流
    受刑者の再入状況からみる各種指導・訓練の効果
 5 府中刑務所での取組み
    「やぎ」が与えてくれたもの
    石川島人足寄場が教えてくれたもの
    3・11東日本大震災が教えてくれたもの
    チャップリンが教えてくれたもの
 6 矯正施設における「衣食住」について考える
    最近の「衣食住」について思うこと
    「衣食住」について具体的に配慮すべき事項
    給食・リネンセンター構想及びクックチル方式の採用

第二部 再犯防止施策の現状
    再犯防止推進計画の重点課題
    再入者数と再入者率の傾向
    出所者の帰住地確保
    出所者の就職状況
    矯正就労支援情報センターの設立
    中間施設の促進
    高齢受刑者の処遇と再犯防止

第三部 刑事施設の問題点とその改善策
    刑務作業偏重の処遇
    職業訓練の充実拡大
    旧態依然の改善指導
    受刑者にどう働きかけるか

第四部 今後の再犯防止のあり方
    ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)の理念
    地域参加型矯正処遇の創造

第五部 矯正施設の概要と最近の犯罪動向
    矯正施設の概要
    刑事施設の収容状況
    犯罪の動向

おわりに
追記──新型コロナウイルス感染症と刑事施設
参考文献

著者プロフィール

手塚 文哉  (テヅカ フミヤ)  (著/文

手塚文哉(てづか・ふみや)1956(昭31)年8月12日生れ。1979年3月東海大学工学部電気工学科卒、同年3月札幌刑務所に採用。矯正局矯正調査官、研修所広島支所教頭、美祢社会復帰促進センター長、府中刑務所処遇部長、名古屋矯正管区第二部長、島根あさひ社会復帰促進センター長、東京矯正管区第二部長、府中刑務所長、大阪矯正管区長を経て、2017年3月、定年退職。現在、奈良少年刑務所跡地に星野リゾートがホテル建設を予定しているが、そのプロジェクトの一環である監獄史料館創設プロジェクトに参加していた。

上記内容は本書刊行時のものです。