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斎宮の文学史
発行:翰林書房
A5
縦210mm
519ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2016-10-10
- 登録日
- 2016年12月13日
- 最終更新日
- 2016年12月13日
紹介
『源氏物語』や『伊勢物語』に登場する斎宮は読まれ続け、また新たな物語にも斎宮は描かれる。切り捨てられがちな中世までを射程に収め、歴史学、宗教学からだけでは築けない「斎宮の文学史」を明らかにする。
目次
第1部(『伊勢物語』狩の使章段と日本武尊-「斎宮と密通」のモチーフをめぐって
『大和物語』の斎宮と『うつほ物語』
光源氏の流離と伊勢空間-六条御息所と明石の君を中心に
六条御息所を支える「虚構」-"中将御息所"という準拠の方法
「別れ路に添へし小櫛」が繋ぐもの-秋好中宮と朱雀院の恋 ほか)
第2部(『夜の寝覚』における前斎宮の役割
『狭衣物語』女三の宮の位置づけをめぐって
平安後期物語から見る大津皇子の物語の展開
『浅茅が露』の始発部をめぐって-退場する「斎宮」「皇女」
『海人の刈藻』における姉妹の論理と皇女たち ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。