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べらぼうに面白い 蔦屋重三郎 ツタヤ ピロコ(著) - 興陽館
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べらぼうに面白い 蔦屋重三郎 (ベラボウニオモシロイツタヤジュウザブロウ)

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発行:興陽館
新書判
並製
価格 1,000 円+税   1,100 円(税込)
ISBN
978-4-87723-334-1   COPY
ISBN 13
9784877233341   COPY
ISBN 10h
4-87723-334-2   COPY
ISBN 10
4877233342   COPY
出版者記号
87723   COPY
Cコード
C0223  
0:一般 2:新書 23:伝記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年12月15日
書店発売日
登録日
2024年10月3日
最終更新日
2024年12月16日
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紹介

辣腕編集者であり天才出版人、蔦屋重三郎。
江戸・吉原に生まれた一人の男はいかに生きて、
出版業界の礎を築きあげていったのか。
生きざま、ビジネス、才覚、そのすべてがわかる本。

★2025年1月NHK大河ドラマ『べらぼう』
主人公「蔦屋重三郎」が眠れないほど面白い!

江戸出版界の礎を築き上げた、蔦屋重三郎がこの一冊でよくわかる。
出版人としての重三郎の人間的魅力を中心に、現代でも有名な当時の作家や作品、
そして重三郎が駆け抜けた江戸・天明期の大衆文化や吉原遊郭まで、これで「蔦屋重三郎」のことを完全に理解できる、イラストや4コマ漫画も満載の一冊!

イラストと4コマ漫画でも蔦屋重三郎の世界がわかる!

目次

■はじめに
江戸の出版人、蔦屋重三郎が生きた時

■第一章
蔦屋重三郎はこうしてうまれた
・蔦屋重三郎、快楽街、吉原で生まれる。
・とんでもない才覚を発揮する重三郎

■第二章
ビジネスマン 重三郎
・エロ本でブームをつくる!狂歌と黄表紙で天下取り
・狂歌絵本の大ヒット
・黄表紙で市場を独占

■コラム 
蔦屋のライバルたち(鱗形屋孫兵衛。鶴屋喜右衛門)

■第三章
蔦屋と人気作家たち
 ・葛飾北斎/喜多川歌麿

■コラム
まだまだいる。仲間の人気作家たち(朋誠堂喜三二。恋川春町。大田南畝。宿屋飯盛。北尾重政。北尾政美)

■第四章
蔦重の聖地。江戸吉原はこんなところ
・公許遊郭 吉原とは(吉原の概要。どんなところかを簡単に。遊びかた。しきたり)
・吉原の町並みと妓楼(吉原の内部について。格別の妓楼の説明とその内部について)
・超高級! 知られざる遊女の世界

■コラム
破格の見受け金で落籍 名妓五代目瀬川

■第五章
生きた! 燃えた! きらめいた! 蔦重の時代 天明
・花開く。江戸メディア

■コラム
一方、江戸幕府は?おわりにの代わりに年表 蔦屋重三郎の足跡と江戸文化

前書きなど

はじめに
この本を手にとってくださったみなさまへ
 これから、べらぼーに面白い本の話をしていきます。

本の面白さが花開いたのは、徳川幕府が支配していた天下泰平の平和な世の中でのことでした。みなさんよく知っている江戸時代と呼ばれていたころです。戦いのない落ち着いた生活が続き、普通の人たちの間では、エンターテインメントの文化が大きく花開いたのです。中でも、とりわけ目覚ましい発展を迎えたのが本というビジネス、つまり出版文化でした。
特に現代の東京に当たる江戸では、エンターテインメントとしての本や絵本、イラスト集が多く出版されるようになり、町で暮らす人々の流行や情報のエネルギー源となっていきました。いま電車の中でみなさんがスマホを見ているように、当時の江戸に住む普通の人たちは本を読んでいたのです。人々の暮らしは本がつくっていたといってもいい過ぎではありません。
 そして、出版業界は、江戸時代の社会を動かすうえで一番重要なツールの一つとなって行ったのです。その立役者であり、江戸出版界の礎を築き上げたスーパーヒーローがいました。そうです。それが誰あろう蔦屋重三郎その人です。
「名前はきいたことあるけど、何やった人?」
「写楽とか歌麿の人だっけ?」
 もしかしたら蔦屋重三郎が、江戸時代の編集者であり、出版プロデューサーだということを知っている人はいるかも知れません。でも、それ以上、重三郎について知っている人はあまりいないのではないでしょうか。
流行をつくり出す力、時代の流れを見る能力、そして何より多くの人々が望んでいることを即座に察知する共感力。優れたビジネスマンとして必要な感性すべてを持っていた蔦屋重三郎。めきめきと力を発揮し、出版に命を懸けた彼の人生は非常に興味深いものです。一緒に、少し覗いてみませんか? 
敏腕という言葉に最もふさわしい男性の生き様とは、いったいどのようなものだったのでしょうか。

(本文より)

著者プロフィール

ツタヤ ピロコ  (ツタヤ ピロコ)  (

学生の頃からのディープな蔦屋重三郎マニアで多くの文献を読み漁ってきた。重三郎への一途な憧れから出版業界に就職を果たす。実はすでに社会現象を巻き起こした本を何冊かつくっているが「重三郎だったら、こんなもんで満足しないよ」と、ひとりいきり立ち、粉骨砕身、本をつくり続けている。モットーは「読みやすい本をつくること」。順序立ち、整然とした文章は、業界内にも多くのファンを持つ。

上記内容は本書刊行時のものです。