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楽人の都・上海 : 近代中国における西洋音楽の受容
発行:研文
縦200mm
312ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 1998年9月
- 登録日
- 2016年4月11日
- 最終更新日
- 2016年4月11日
書評掲載情報
2021-04-17 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 岡本隆司(京都府立大学教授) |
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紹介
本書のテーマは近代、特に20世紀初頭から1930年代までの中国において、西洋音楽がどのように受容され、発展していったかということである。本論の中心となるのは、1927年に上海に創立された中国初の音楽学校、国立音楽院(現在の上海音楽学院)と、それをめぐる人々である。辛亥革命から五四期、そして動乱の30年代へと大きく揺れ動いた中国が、西洋音楽という異文化をどのように受けとめたのか、こめたのか。こ史の問題であるのみならず、近代中国にとって西洋文化とは何だったのかを考察する手がかりとなる。
目次
第1章 西洋音楽の伝来と普及
第2章 新文化運動の流れの中で
第3章 楽人の都・上海
第4章 国楽はどこへ
終章 中国音楽史における1930年代の意味
上記内容は本書刊行時のものです。