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出版者情報
新TOEIC TEST文法・語彙問題秒速解答法
全問図解
- 初版年月日
- 2009年11月
- 書店発売日
- 2009年11月2日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
Parts 5-6に出題される52問を26分以内(=1問30秒以内)に解くための【秒速解答法】を習得できます。TOEIC受験指導の「全国最優秀校」エッセンス イングリッシュ スクールが授業で行っているホワイトボードでの図解を紙面に再現。設問文の仕組みを目で見て理解できます。豊富な練習問題260問(Parts 5-6形式5回分)で解答力アップ!練習問題についても全問図解で解説しています。
目次
はじめに
本書の構成と使い方
【出題パターン別 文法・語彙問題秒速解答法】
(1) 品詞問題[名詞・代名詞]
(2) 品詞問題[形容詞・副詞・関係詞]
(3) 動詞形問題[態・時制]
(4) 動詞形問題[準動詞]
(5) 前置詞問題・接続詞問題
(6) 構文問題[主述の一致・構文・比較表現・倒置表現]
(7) 語彙問題
(8) Part 6「長文穴埋め問題」
【第1回練習問題+秒速解答法】
練習問題
正答
秒速解答法
【第2回練習問題+秒速解答法】
練習問題
正答
秒速解答法
【第3回練習問題+秒速解答法】
練習問題
正答
秒速解答法
【第4回練習問題+秒速解答法】
練習問題
正答
秒速解答法
【第5回練習問題+秒速解答法】
練習問題
正答
秒速解答法
解答用紙
前書きなど
≪はじめに≫
「TOEICのParts 5-6(文法・語彙問題)の52問は1問30秒で解いて26分以内に終わらせ、Part 7(読解問題)に49分以上を確保する。そうすれば、Part 7は1問1分のペースで解くことができる」
これが、解答時間を自分でコントロールしなければならないTOEICリーディングテスト対策の基本原則第1条です。今ではもう常識になっているともいえるこの時間配分は、実は15年前にエッセンス イングリッシュ スクールが提唱したスコアアップ法のひとつです。
一口に「1問30秒」といっても、Part 5にはさまざまな難易度の問題が混在しています。Part 6には、空所を含む一文以外に正答のヒントが隠されている「文脈依存型問題」が一定の割合で含まれており、1分以上かけなければ解けない問題もあります。しかし、Parts 5-6の52問全体では、解答法を工夫すれば、30秒どころか、平均18秒程度で解くことができます。
本書の目的は、この「究極の解答法」を伝授することです。本書は、各問題に目標解答時間を明示し、短時間で正答にたどりつくための解き方を【全問図解】で解説した、まったく新しいアプローチのTOEIC対策書です。
多くの受験者は、問題文を読むことから解き始めます。1分間に175語以上のリーディングスピードで英文を読む力のある受験者であれば、その方法で解き進んでも問題ありません。むしろ、最終的にはこのレベルをめざすべきです。しかし、受験者のほとんどは、この方法では時間内にリーディングテストを解き終えることができません。
では、私を含むエッセンス講師陣はなぜ全員990点を取ることができているのでしょうか。リーディングスピードが特に速いわけではなく、「すぐれた解き方」を心得ているのです。Parts 5-6で、全員が実行している解答法があります。それは、「選択肢を先に見る」ことです。まず、4つの選択肢を「かたまり」として把握します。そうすると、その問題の出題パターンがわかります。言い換えれば、4つの選択肢の並びから「出題者の意図を推測する」のです。出題パターンを頭に入れて問題文に目を向け、空所の前後をチェックします。これだけで正答がわかる問題が全体の半分近くを占めています。出題パターンによって、前を見るべきか後ろを見るべきかも決まります。別のパターンでは主語を確かめたり、構文の特徴を探します。この方法なら、問題文を頭から読んでいくよりはるかに短時間で、正確に答を得ることができます。
本書は、私たちエッセンスの講師陣全員が実行し、授業でも展開してスコアアップの効果を発揮しているこの【秒速解答法】を、広く一般の受験者の皆さんにも公開するという目的で書き下ろしました。まず導入部に当たる「出題パターン別 文法・語彙問題秒速解答法」では、頻出出題パターンごとに文法と構文のルールを復習し、秒速解答を可能にする基本事項を【公式】としてまとめました。続く本編の「練習問題+秒速解答法」では、エッセンス講師陣が作り上げた良質の練習問題260問(5回分)を使って、【全問図解】方式で正答を得る解き方をわかりやすく解説しています。ほとんどの問題は設問文の一部を読むだけで解けます。設問文は基本的に「ここを押さえれば正答が得られる」という「幹」の部分と、設問文にbusiness Englishの装いを施すための「枝葉」の部分に分かれます。この「枝葉」の部分は文字を薄くして、「幹」の部分が浮き上がって見えるように工夫してあります。【公式】と【秒速解答法】は速く、正確に問題を解くための手引きです。
本書で提唱する「秒速解答法」が受験者の方々のParts 5-6対策に「発想の転換」をもたらし、スコアアップの一助になれば、著者としてこれ以上の喜びはありません。
本書にはTOEIC指導の「全国最優秀校」に選ばれたエッセンス イングリッシュ スクールの選り抜きの良問と指導法が詰まっています。私の原稿に最初に目を通して励ましの言葉をかけてくれた百名良子さん(本書の原稿を含むエッセンスの教材を学習して930点を達成)、「ぼくはParts 5-6は10秒で解答のメドを立てます」と語って本書執筆のきっかけを作ってくれた共著者の森田鉄也先生、度重なる英文校閲に快く応じてくれたSusan Anderton先生、「タイマーを使って解答時間を測定する」実験台に上がり、校正にも協力してくれた神崎正哉先生(990点最多記録保持者)、全問図解という編集上のチャレンジを克服してくれた(株)語研の奥村民夫編集代表に心からの謝意を表します。
2009年10月
エッセンス イングリッシュ スクール学校長
中村 紳一郎
上記内容は本書刊行時のものです。