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出版者情報
完全マスター中国語の文法
- 初版年月日
- 2003年6月
- 書店発売日
- 2003年6月4日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
中国語を使ってコミュニケーションするために必要な文法事項を体系的に覚えやすくまとめた実用文法書です。
「はじめて」の方から「もう一度、文法を復習したい」という方まで幅広く使えます。
ポイントをおさえた【解説】と豊富な【練習問題】により【文法力】が確実にアップする最強の一冊です
各種検定試験を受験される方にも最適です。
前書きなど
「漢字」という表意文字の使用は中国語の特色であり、それは同じ漢字文化圏に属する日本人にとって大きなメリットです。文字だけである程度の意味を理解することができるからです。そのため、“文法”という論理的な側面にはあまり意を払わないというのが、中国語学習者の平均的な姿かもしれません。
しかし、言語であるからにはやはりそれなりのルールがあります。中国語も決して例外ではありません。かと言ってルール、つまり文法のみにとらわれ過ぎると、本末転倒の弊害に陥りがちです。理屈に走るあまり、言語本来の役割である伝達機能が二の次になってしまうというのは、中国語に限らず外国語の学習に共通する落とし穴です。
文法はそれ自体が目的ではなく、あくまでも学習を効率的に進めるための手段です。特にある程度の年齢になってから新しい言語を学ぶということになると、やはり相応のルールを把握しながら自らの理解を深め、総合的な語学力の向上につなげていくのが、最も効率的な学習方法であると言えるでしょう。
本書は中国語を学ぶ際に必要不可欠な文法・語法のルールと、教科書などでは解決できない問題点をわかりやすくまとめ、実用的な中国語学習のガイドラインにすることをその狙いとしています。分類の必要上、ある程度の文法用語も使わざるを得ませんが、そうした用語の一つ一つを覚える必要はありません。中身を理解することが大切なのです。現在、中国語を学んでいる学生、および社会人に対し「便利で簡単な手引き」としての役割を果たすことができれば、著者の目的は十分達せられたことになります。
最後に、中国語の校閲は北京外国語大学の姜林森先生にお願いいたしました。また、㈱語研編集部の島袋一郎氏に多大なご尽力をいただきました。ここに記して感謝の意を表したいと思います。
2003年4月
瀬戸口律子
上記内容は本書刊行時のものです。