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コロナ不安を生きるヒントー聖書を手がかりに
- 書店発売日
- 2021年5月18日
- 登録日
- 2021年4月22日
- 最終更新日
- 2021年4月22日
紹介
神(さま)は直接に話しかけません。 だから、神(さま)を味方とする読み方をリテラシーと言います。 メジャー(物差し、巻き尺)は長い程長い距離が測れるように 「字句・文言のまま」に読むよりも「言葉の巾」を拡げれば拡げるほどに意味が拡がり深くなります。 「聖書」はそういう本です。 生命の重荷、心を虐げる“X?を取り外す道を見つけるのが「聖書リテラシー」。 活字となった文書が作られる以前、言葉として語り続けられていた「伝承、元々のお話し」を見つける心の読み方。 1945年、戦争に負けた後、国内各地が焼け野原となった日本とエルサレムが滅亡した旧約聖書の出来事を対照するのが本書の趣旨です。 コロナ禍の「いま、ここで」生き続ける「気持ち」を励ます一方、定着してしまった訳語に拘束されない心を。
目次
目次/まえがき/1 聖書のとらえ方/【聖書は人を育てる書】【オラリティとリテラシー】【横糸と縦糸】【正解はない】【語り尽せない真実】/2 戦争・難民・疫病 /【経済優先か人命優先か】【共に未来に向かっていくこと】/3 コロナ禍での生きる姿勢/【聖書から学ぶ、政治・社会の役割】【日本はタテ社会】【旧約聖書の世界もタテ社会】
【失敗を認められるリーダーに託す】【コロナ禍での心構え】【コロナも希望への道筋】【コロナ禍での生きる姿勢】【コロナ禍を転じて福となす】/4 欲と取引から契約社会へ/【命と欲と愛は三位一体】【三種類の愛】 【アブラハムは相手のニーズをつかむのが得意だった】【聖書の中の契約】【モーセは民の代表者として権力者と交渉した】【ヘビの賢さ(悪知恵)に騙されない本当の賢さへ】【自分を正確に知る】/5 Win-winの関係の先にあるもの/【富める者はますます富むからこそ、富者は世の中に対して責任がある】【「富」、「財」「資産」の違い】
【家は生命協働体としての最小単位】【欲が悪い方向に進んだ例】【勝者のためだけのwin-winは続かない】【人間には第七感が与えられている、だから希望はある】【キリスト教は「生き残りの思想」】/6 富とはなにか?/【自由こそ命の賜物】【富は神から与えられた恵み】【神と富に仕えることはできない?】【ヨブは現世ご利益を願っていた】/7 税金はだれのもの?/【皇帝のものは皇帝に】【天の国と分けられるか】【税は民の資産だ】/8 愛と欲と命の先にあるもの /【ノアの洪水】【バベルの塔】【Receive and Give】/9 最後に伝えたいこと/【人間は弱いものだと知る】【聖書のスタートラインは性と生命】【個人的な思い出】【土地と水、お金と契約、改めて】/禍を転じて福となす 鈴木淑夫/感想 和気香子 /関根英雄神父とリテラシー 佐藤弘弥/あとがき/【結びの言葉】/「聖書リテラシー」に思う
上記内容は本書刊行時のものです。