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ヴァンパイアと屍体
新装版
死と埋葬のフォークロア
発行:工作舎
四六判
456ページ
定価
3,200円+税
- 初版年月日
- 2022年5月
- 書店発売日
- 2022年5月20日
- 登録日
- 2022年4月16日
- 最終更新日
- 2022年5月12日
紹介
映画や小説をはじめとする数多のフィクションに描かれる吸血鬼。その下敷きになったのが、東欧のスラヴ地方から、ギリシア、北ドイツ、ロシアなどに広く伝わる“吸血鬼(ヴァンピール)伝説”だ。しかしそこで描かれる吸血鬼像は、「赤ら顔で、肉付がよく、無精髭を生やし、経帷子を着た、みすぼらしい農夫」だった。民俗学者の著者は、民間伝承の吸血鬼を詳細に検討。そこに、現代法医学による「死体の腐敗過程の科学」の成果を加えて、吸血鬼の意外な実像を明らかにする。吸血鬼とは、異常な死に方をして特殊な腐敗現象を起こした死体のことだったのだ。画期的名著、待望の新装復刊!
目次
はしがき
序論
第1章 ペーター・プロゴヨヴィッツ
第2章 シュレージエンの靴屋
第3章 検査報告
第4章 ド・トゥルンフォールのヴリュコラカス
第5章 亡霊はどのようにして生まれるか
第6章 吸血鬼の外観
第7章 厄除け一
第8章 厄除け二
第9章 探索と殺害
第10章 吸血鬼の行動
第11章 幾つかの吸血鬼論
第12章 死後の体
第13章 行為と反応
第14章 地面から現れる手
第15章 水底の墓にくだる
第16章 吸血鬼の殺害
第17章 遺体処理とその問題
第18章 死後の魂
第19章 体と魂を離しておく
結論
原註
参考文献
索引
著者略歴/訳者略歴
- 旧版ISBN
-
9784875021841
上記内容は本書刊行時のものです。