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沖縄「平和の礎」はいかにして創られたか 高山 朝光(著/文) - 高文研
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沖縄「平和の礎」はいかにして創られたか (オキナワヘイワノイシジハイカニシテツクラレタカ)

社会一般
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発行:高文研
A5判
縦210mm 横150mm 厚さ13mm
重さ 230g
144ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-87498-806-0   COPY
ISBN 13
9784874988060   COPY
ISBN 10h
4-87498-806-7   COPY
ISBN 10
4874988067   COPY
出版者記号
87498   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年6月23日
書店発売日
登録日
2022年4月25日
最終更新日
2022年5月27日
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紹介

沖縄戦でどれほどの人の命が失われたか、それを目で確かめることの出来る場所が、沖縄県・摩文仁の丘の下に創られた「平和の礎」です。沖縄戦からちょうど50年、1995年6月23日に除幕されました。「いしじ」とは「いしずえ」のこと。20数万の人の命を「礎(いしずえ)」として、その上に揺るがぬ平和を築こうという誓いを込めて創られました。

国籍や軍人、民間人の区別なく戦没者の氏名を刻銘した「平和の礎」は、完成・除幕後、国内外からの参観をはじめ、毎年開催される全戦没者追悼式での平和発信拠点、多くの沖縄県内外からの平和学習・観光の場として、大きな役割を担ってきました。

しかし、一方では、「平和の礎」を後世に語る後継者の育成、朝鮮半島戦没者の刻銘名簿の遅れや、沖縄戦の実相の解明という面では、課題も残されていると感じる部分もあります。

 
建設時に携わったメンバーを中心にして、2019年9月に結成された「沖縄『平和の礎』の会」と連携して、「平和の礎」が果たしてきた役割をさらに継承発展させ、残されている課題にも対応する意味で、建設の経緯や一般に知られていない事柄などを網羅しながら、沖縄の日本復帰50周年となる2022年、“沖縄のこころ”を伝える「平和の礎」の全貌をここに明らかにしたいと思います。

目次

Ⅰ章 「平和の礎」ー構想から建設まで
Ⅱ章 研究者の立場から「平和の礎」に関する所論
Ⅲ章 「平和の礎」建設に関わった人たちの思い
【資料編】
全戦没者調査の手引き 他

著者プロフィール

高山 朝光  (タカヤマ チョウコウ)  (著/文

1935年、本部町伊豆味に生まれ、羽地村(現名護市)出身。沖縄「平和の礎」の会会長、アジア太平洋多文化協働センター構想委員会共同代表。NHK沖縄放送局副局長、沖縄県知事公室長、沖縄県政策調整監、沖縄県信用保証協会長、那覇市助役などを歴任。著書に『ハワイと沖縄の架け橋』(編集工房東洋企画)、受賞「琉球新報賞」など。

比嘉 博  (ヒガ ヒロシ)  (著/文

1951年、北中城村喜舎場に生まれる。沖縄「平和の礎」の会事務局長。1975年沖縄県庁採用。「平和の礎」建設事業に計画段階から除幕まで参画する(1992年~95年)。宜野湾市基地政策部長を経て、沖縄県監査委員事務局参事で退職。(一社)沖縄県中小企業診断士協会で中小企業支援業務に携わる。

石原 昌家  (イシハラ マサイエ)  (著/文

1941年、台湾宜蘭生まれ、那覇市首里出身。沖縄国際大学名誉教授。沖縄戦の調査、研究を続ける。元「平和の礎」刻銘検討委員会座長。著書に『沖縄の旅・アブチラガマと轟の壕』(集英社新書)『国家に捏造される沖縄戦体験-準軍属扱いされた0歳児・靖国神社へ合祀』(インパクト出版会)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。