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沖縄「平和の礎」はいかにして創られたか
発行:高文研
A5判
縦210mm
横150mm
厚さ13mm
重さ 230g
144ページ
定価
1,700円+税
- 初版年月日
- 2022年6月23日
- 書店発売日
- 2022年6月14日
- 登録日
- 2022年4月25日
- 最終更新日
- 2022年5月27日
紹介
沖縄戦でどれほどの人の命が失われたか、それを目で確かめることの出来る場所が、沖縄県・摩文仁の丘の下に創られた「平和の礎」です。沖縄戦からちょうど50年、1995年6月23日に除幕されました。「いしじ」とは「いしずえ」のこと。20数万の人の命を「礎(いしずえ)」として、その上に揺るがぬ平和を築こうという誓いを込めて創られました。
国籍や軍人、民間人の区別なく戦没者の氏名を刻銘した「平和の礎」は、完成・除幕後、国内外からの参観をはじめ、毎年開催される全戦没者追悼式での平和発信拠点、多くの沖縄県内外からの平和学習・観光の場として、大きな役割を担ってきました。
しかし、一方では、「平和の礎」を後世に語る後継者の育成、朝鮮半島戦没者の刻銘名簿の遅れや、沖縄戦の実相の解明という面では、課題も残されていると感じる部分もあります。
建設時に携わったメンバーを中心にして、2019年9月に結成された「沖縄『平和の礎』の会」と連携して、「平和の礎」が果たしてきた役割をさらに継承発展させ、残されている課題にも対応する意味で、建設の経緯や一般に知られていない事柄などを網羅しながら、沖縄の日本復帰50周年となる2022年、“沖縄のこころ”を伝える「平和の礎」の全貌をここに明らかにしたいと思います。
目次
Ⅰ章 「平和の礎」ー構想から建設まで
Ⅱ章 研究者の立場から「平和の礎」に関する所論
Ⅲ章 「平和の礎」建設に関わった人たちの思い
【資料編】
全戦没者調査の手引き 他
上記内容は本書刊行時のものです。