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ラーゲリのフランス人 ジャック・ロッシ(著) - 恵雅堂出版
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ラーゲリのフランス人 収容所群島・漂流24年

発行:恵雅堂出版
A5判
455ページ
上製
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-87430-031-2
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2004年9月
書店発売日
登録日
2015年8月22日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

ラーゲリを記憶する20世紀のオデュッセイア、ジャックはいかにして共産主義者たることをやめたか?●16歳で非合法の共産党に入党、コミンテルンの若き活動家からソビエトのスパイとなってヨーロッパ各地で活躍。28歳でモスクワに召喚・逮捕され、体制に抵抗しながら「収容所群島」を生き抜いた快男児・フランス人ジャックの物語。51歳でソ連を出国して後、1987年にソ連体制に最後の一撃を加える『ラーゲリ強制収容所註解事典』を出版して西側知識人に大きな衝撃を与えた。今年6月30日パリにて94歳で没。

目次

◆出会い
◆第1部 その前 1 もう二度と御免だ 2 既成の秩序 3 世界のプロレタリアの運命はあなたの経歴より大切だ! 4 逃亡者 5 秘密諜報員 6 奴らにキャビアを腹一杯食わせろ! どうせ長いこと生きられないのだから! 7 予告された逮捕の前兆 8 落し穴
◆第2部 その間 1 豚小屋から駅へ 2 外国人は拷問にかけない! 3 白状しろ、汚いファシスト野郎! 4 尋問から…… 5 ブトィルカ未決監獄の日常 6 盲人とミルク入りコーヒーの話 7 判決――いまや実行の段階だ 8 行き先――見知らぬ男 9 中継監獄……お前さんたちの記憶が唯一の旅行鞄となるように! 10 エニセイの川面に響くバスの歌声 11 ドゥジンカ―地の果て 12 極北の夜 13 生き残る 14 ええ、私はコミュニストです。あなたもそうです。ただ、我々の間には有刺鉄線があります。15 いかにして「ジャック・ル・フランセ」は共産主義者たることを止めたか? 16 人民の友 17 心ならずも刑を延長されて 18 反乱―最初のハンスト 19 アレクサンドロフ中央監獄にて 20 終わりの始まり 21 私はサマルカンドを選ぶ 22 「あなた、寄せ木の床の上に雪を撒き散らしてしまいますわ!」 23 中央アジ 24
3


前書きなど

……これは人がいかに愚かになれるか、ということだ。フランスのインテリは皆、モスクワ裁判の時自白を強いられたジノヴィエフや、カーメネフや、ピャタコフ、セレブリャコフ、ブハーリン、そしてクレスチンスキーといった人々のことを見たいとも、聞きたいとも思わなかった。(中略)まだグラーグ滞在歴数時間の私は、依然として頑固で頭が堅かった。人が言う真実を虚偽であると頑固に言い張ったり、あるいは真実というものを自己の欲望と絶対的に同等視する時は、人は真実から離れ去り、自らも他人をも破壊するまでに盲目的になる。私は自分の盲目さ加減をグラーグで何年も過ごすことで認めることになった。しかし、犯していない罪で投獄されることのない諸君、資本主義の恩恵を蒙っている「左翼インテリ」はどうだ。要するに私は同じ愚かな行為をしたが、私は支払いをした。しかし、諸君は何も支払っていない!(本文より)

 ……私は沈黙が支配していた広い空間の監房に跳びこんだ。三十人くらいが一斉に私の方を振り向いた。アジア人だった。ほとんどはベッドの上にあぐらをかいていた。みんな私と同じように粗末なパジャマを着て、私のように痩せており、長いこと配給のパンだけで暮らす羽目に<>

版元から一言

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上記内容は本書刊行時のものです。