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謎解きとコミュニケーション
語用論から西欧の知を考える
発行:関西大学出版部
A5判
170ページ
並製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年3月31日
- 書店発売日
- 2023年4月10日
- 登録日
- 2023年3月8日
- 最終更新日
- 2023年4月10日
紹介
語用論は場面の意味を考える。そこでは記号と意味の一意対応はなく、謎解きのように推論を通して最適の解に至る。一方、必然性と規則性を志向する西欧の学問は、既にある秩序から解を選ぶことはできても、混沌から結論が立ち現れることは許さない。本書は「謎解き」をキーワードに発話解釈と西洋の知の限界を考える。
目次
はじめに
第Ⅰ部 謎解きのコミュニケーション
第1章 謎解きとしてのコミュニケーション
第2章 謎解きと推論―アブダクション、ヒューリスティック、エンテュメーマ
第3章 フィクション(虚構)のはたらき―推論の原動力を求めて
第4章 サイレント・ナラティブとは―その学問的意義を考える
第5章 ナラティブから見直すポライトネス
第Ⅱ部 理論の謎を解く
第6章 一つの解への執着―西欧思想の呪縛
第7章 呪縛からの解放(試論)
第8章 結びにかえて
参考文献
索引
初出一覧
上記内容は本書刊行時のものです。