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IOCファミリーによるオリンピック商標の違法ライセンス問題を考える
~商標制度の破壊を招く~
- 初版年月日
- 2021年4月26日
- 書店発売日
- 2021年5月10日
- 登録日
- 2021年5月6日
- 最終更新日
- 2021年5月6日
紹介
IOCファミリーによる史上空前規模のオリンピック商標の違法ライセンス活動と我国の公有言語『五輪』の商標登録について公益性の観点から弁理士が考える1冊。
「月刊パテント」に掲載された本書の著者の論文に加筆訂正を加え、より鮮明に問題点をわかりやすく解説している。
著者は、現状の違法状態の解決への提案を本書で広め、商標問題への関心を惹起し、自治体の理解と取組みの参考にしたいと説く。
目次
プロローグ
序章 本書のテーマと構成
Ⅰ.「おでんエンブレム」事件
Ⅱ.本書のテーマと構成
Ⅲ.商標制度の概要
Ⅳ.参考文献
Ⅴ.本書で使用頻度の高い事項
第1章 公益性の観点からみたオリンピック知財の管理の在り方
はじめに
Ⅰ.招致委員会によるオリンピック知財管理の考え方
Ⅱ.組織委員会によるによるオリンピック知財管理の考え方
Ⅲ.保護基準におけるオリンピック知財管理についての考察
Ⅳ.保護基準のわかり難い点をさらに考える
Ⅴ.オリンピック知財を保護する商標制度について
Ⅵ.オリンピック知財を保護する他の知的財産制度について
Ⅶ.「オリンピックシンボル」、『五輪』及び『互輪』
おわりに
第2章 開催都市契約とオリンピック知財の活用
はじめに
Ⅰ.オリンピック運動及びオリンピック知財の現状
Ⅱ.開催都市契約にみるオリンピック運動の課題
Ⅲ.根源的な問題、その解決案及び知財の活用
第3章 オリンピック商標のライセンス活動の商標法上の位置付け
はじめに
Ⅰ.IOCファミリーのライセンス活動
Ⅱ.非営利公益団体の登録商標と商標法4条2項の関係
Ⅲ.オリンピック商標のライセンス活動の商標法上の位置付け
おわりに
Ⅳ.第3章ドキュメント
第4章 オリンピック商標の違法ライセンス問題の解決策
Ⅰ.本問題の経緯
Ⅱ.背景の整理
Ⅲ.本問題の解決策
おわりに
終章 オリンピック知財について私が知っている二、三の事柄
Ⅰ.商標法には何故ライセンス禁止条項が存在するのか
Ⅱ.オリンピック商標の違法ライセンス問題の本質
Ⅲ.知的財産制度の専門家の責任について
エピローグ
付 録
著者略歴
上記内容は本書刊行時のものです。