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戦国大名武田氏の権力と支配
発行:岩田書院
縦220mm
441ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2008年12月
- 登録日
- 2016年10月15日
- 最終更新日
- 2016年10月15日
紹介
本書は、2006年7月に開催された武田氏研究会総会において、「武田氏研究の新展開」と題して実施されたシンポジウムを基盤にしている。しかし実際には、シンポジウムの準備として始められたワーキンググループという勉強会の活動の成果としての方が、実態に即しているといえるだろう。戦国大名武田氏をフィールドに、これまで戦国期研究の論点であった諸問題をテーマに、「各執筆者に徹底した研究史の把握と、それをもとにした課題の提示」、「その課題を解き明かすために、テーマに沿った基礎研究を行うこと」、「各テーマごとに、他大名と比較検討を行い、武田氏と他大名との共通点と相違点を明らかにすること」、「そのうえで、武田氏の権力構造と領国支配の特質を前面に押し出すこと」、などを試みる。
目次
第1部 権力構造(武田氏の知行役と軍制
武田氏の領域支配と取次-奉書式朱印状の奉者をめぐって
武田氏の領国構造と先方衆
武田氏家中論)
第2部 領国支配(武田氏の検地と税制
武田氏の外交と戦争-武田・織田同盟と足利義昭
武田氏の宗教政策-寺社領の安堵と接収を中心に
武田領国の土豪層と地域社会)
史料紹介 高野山成慶院『檀那御寄進状并消息』
武田氏関係研究文献目録一九八三-二〇〇七年
上記内容は本書刊行時のものです。