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ねえねえはかせ、ぼくたちはどうやって免疫に守られてるの?
免疫細胞たちのおしごと
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年3月15日
- 書店発売日
- 2022年3月15日
- 登録日
- 2022年1月21日
- 最終更新日
- 2022年3月16日
紹介
ウイルスや細菌などの外敵が体の中に侵入したとき、どうやって免疫で体が守られているのかをやさしく学べる絵本です。
お話では、ワクチン接種をうけてきたアイルくんが、どうして元気なのに注射をうけるのか、お父さんのセマ教授と、免疫を研究するホリン博士に、免疫細胞たちが働いているところを見せてもらいながら、教えてもらいます。
免疫は3つのステップで成り立っています。皮ふや粘膜のバリアを破って侵入してきた敵を、体のなかのふしぎな形をした免疫細胞たちは、発見して、食べたり、ほかの免疫細胞たちに知らせたり、攻撃にぴったりの武器をつくる仕事をする免疫細胞に敵の特徴を教えたり、大忙しです。攻撃しすぎて体を傷つけないようにする調整役の免疫細胞もでてきて、連係プレーでからだを守っています。子どもたちにも、私たちの体内で起こっている出来事を身近に感じてもらい、免疫の世界に興味を持ってもらえるよう、キャラクターの免疫細胞たちは、できるだけリアルな姿に近づけて、細胞どうしの情報の受け渡しは特別な手袋や紙飛行機で表現して描かれています。免疫のしくみ、免疫細胞の種類とそれぞれの仕事を子どもたちにも知ってもらうことは、将来自分の体を守るために大切です。アイルくんはワクチンの大切さを知り、免疫細胞たちを応援するために、自分ができることも教えてもらいます。初版第1刷は付録ポスター付きです。
付録ポスターには、中高生や大人が学べる内容(免疫のキーポイント)も入っています。
(読んであげるなら5~6歳。一人で読むなら低学年から)
版元から一言
赤ちゃんのうちから予防接種をたくさん受ける子どもたちに向けて、なぜワクチン接種をうけるのか、複雑な免疫応答の仕組みを、ウイルスや細菌の侵入からのひととおりの流れがわかることを目標に、基本をおさえたお話にまとめました。
近年、免疫の働きがさまざまな病気にかかわることも、広く注目されるようになりました。
初版1刷のみ、壁に貼って、より大きな免疫応答の流れを眺められる、もっと詳しいポスター付です。
ちなみに、登場人物のセマ教授は、監修者の熊ノ郷淳先生がモデルです。アイルくんの名前と髪型はIL(インターロイキン、免疫細胞が情報を伝えるために分泌するタンパク質)、ホリン博士のネーミングは、セマ教授とあわせて免疫系で重要な働きを示すタンパク質の「セマフォリン」をもとにしています。
上記内容は本書刊行時のものです。