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共生社会のアトリエ
大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センターの挑戦
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年3月31日
- 書店発売日
- 2021年4月10日
- 登録日
- 2021年4月6日
- 最終更新日
- 2022年9月13日
紹介
社会の課題に対して実践的に答えるために、大学にできることとは――
大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センターでは「未来共生プログラム」や「大阪大学オムニサイト(OOS)協定」などの取り組みで、社学連携の推進を図ってきた。
本書では教育現場、被災地、地域交流における学びのほか、パートナー協定を結んだ企業、自治体、NPO法人と協働して課題解決に取り組んできたプロセスを描き、解決の手法を具体的に紹介する。社会と連携・協働し、共創知を創出すること、フィールドに出るだけでなく「協働・共生の場そのものを創出」することが、専門家の役割である。未来共創センターの挑戦には、そのエッセンスが詰まっている。
目次
大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センターがつくる「場」
はじめに
第一部
第一部 地域で共⽣の諸課題の解を探る―大阪大学未来共生イノベーター博士課程プログラム
未来共生プログラムとプラクティカル・ワーク
テーマ1 被災地で学ぶ
避難所の記録を残す―南三陸町
震災の記憶を残す―気仙沼
復興プロセスに寄り添う―野田村
テーマ2 地域にこだわり、地域で歩む
地域の内発的な活動を大切にすること―豊中市桜塚校区福祉会小さなくりの木会
〈弱さ〉のちからを地域の力に―特定非営利活動法人ウィズアス神戸ユニバーサルツーリズムセンター
過去の経験に学ぶ大切さ―公益財団法人公害地域再生センター
公共の場で地域をコラボレートする―大阪市港区
テーマ3 貧困・排除と向き合う
学びと支援の新たな統合―大阪府立西成高等学校
子どもたちの「受け入れる力」から学ぶ―認定特定非営利活動法人こどもの里
さまざまな仕掛けをつくる―しょうないガダバ
テーマ4 共に⽣きるってなんだ
⼤学の中⼼で⾁を焼く―北⼤阪朝鮮初中級学校
外国ルーツの子どもたちの居場所としての学習教室―Minami ⼦ども教室
多文化な「リニュウショク」の試み―枚方市保健センター
外国⼈⽣徒の就労を考える―特定非営利活動法人おおさかこども多文化センター
多⽂化共⽣の⼈づくり・場づくり―公益財団法人とよなか国際交流協会
テーマ5 差別に抗う
すべての人に人権を伝えるために―一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター
ジェンダー・イシューは女性のつぶやきから―とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ(一般財団法人とよなか男女共同参画推進財団)
ウイルスに脆弱な人の命と健康を守る―MASH⼤阪
「異和共生」スキマをひろげるために―関西沖縄文庫
多文化と貧困の交差するまちで―特定非営利活動法人クロスベイス
第二部部場を創りだし、みなで対話する―大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター
未来共創センターと知のキュレーター
テーマ1 大学における共創の場
アウトリーチ活動の模索
学内に語り合う場をつくる
G30は「出島」でいいの?
大学と社会をつなぐインターンシップ
留学生と日本人学生をつなぐ国際交流室
テーマ2 大学だけではない共創の場
地域資源と科学技術による減災―NTN株式会社・一般社団法人全国自治会活動支援ネット
異文化交流の震災学習プログラム―新安世紀教育安全科技研究院
世代交代の場を創出する―野田村役場
多様な人が住まうまち―グローバルビレッジ
地域発⾒!「のだもん」「阪⼤もん」―特定非営利活動法人北いわて未来ラボ
「すいすい吹⽥」住みよいまち―認定特定非営利活動法人⽇本災害救援ボランティアネットワーク
企業人が地域の子どもたちにかかわる―ジャトー株式会社
外国人教育の支援を模索する―大阪府の教育現場から
おわりに
執筆者・協力団体一覧
上記内容は本書刊行時のものです。