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「なる」構文の多義性とそのメカニズム 大神 雄一郎(著/文) - 大阪大学出版会
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「なる」構文の多義性とそのメカニズム (ナルコウブンノタギセイトソノメカニズム) なぜスカートは短くなるのか? (ナゼスカートハミジカクナルノカ)

自然科学
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A5判
294ページ
上製
価格 4,800円+税
ISBN
978-4-87259-688-5   COPY
ISBN 13
9784872596885   COPY
ISBN 10h
4-87259-688-9   COPY
ISBN 10
4872596889   COPY
出版者記号
87259   COPY
Cコード
C3080  
3:専門 0:単行本 80:語学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年9月30日
書店発売日
登録日
2019年8月7日
最終更新日
2021年10月26日
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紹介

日常的に広く観察される「XがYくなる」や「XがYになる」といった、変化を表す動詞「なる」に様々なアスペクト形式の付いた日本語表現について、変化の「なる」構文と呼び、その実態とメカニズムについて論じた書。本書では、これらの表現の多義性に注目し、その意味、用法の拡がりについて日本語学・英語学・心理学などの知見も取り込みながら考察を行い、認知的要因に支えられて生じる現象であることを主張した。

目次

第1章 序論
第2章 変化の「なる」構文の5用法とその言語的実態
第3章 変化の「なる」構文の5用法の多義的関係
第4章 観察的レベルの用法間の拡張関係
第5章 体験的レベルの用法の拡張性
第6章 仮想的レベルの用法の拡張性
第7章 変化の「なる」構文の多義ネットワーク
第8章 結論

前書きなど

「娘は急に背が伸び、ひと月前はぴったりだったスカートが短くなった。」
(たとえば洗濯などをしたことで)スカートが物理的に縮んだわけではないのに、「短くなった」と言うのはなぜか?

著者プロフィール

大神 雄一郎  (オオガミ ユウイチロウ)  (著/文

2017年3月大阪大学大学院言語文化研究科言語文化専攻博士後期課程修了。博士(言語文化学)。
2018年4月より大阪大学院言語文化研究科助教。
主な研究業績として「スカートが短くなるとき」『認知言語学研究』1(日本認知言語学会, 2015年)、「「近づいてくるクリスマス」と「やってくるクリスマス」―時間メタファーにおける“接近”の表現と“来訪”の表現について」『日本認知言語学会論文集』17(日本認知言語学会, 2017年)、「日本語の時間移動型メタファーの言語的発現と成立基盤」鍋島弘治朗・楠見孝・内海彰編『メタファー研究2』(ひつじ書房, 2019年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。