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「なる」構文の多義性とそのメカニズム
なぜスカートは短くなるのか?
発行:大阪大学出版会
A5判
294ページ
上製
価格
4,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年9月30日
- 書店発売日
- 2019年11月15日
- 登録日
- 2019年8月7日
- 最終更新日
- 2021年10月26日
紹介
日常的に広く観察される「XがYくなる」や「XがYになる」といった、変化を表す動詞「なる」に様々なアスペクト形式の付いた日本語表現について、変化の「なる」構文と呼び、その実態とメカニズムについて論じた書。本書では、これらの表現の多義性に注目し、その意味、用法の拡がりについて日本語学・英語学・心理学などの知見も取り込みながら考察を行い、認知的要因に支えられて生じる現象であることを主張した。
目次
第1章 序論
第2章 変化の「なる」構文の5用法とその言語的実態
第3章 変化の「なる」構文の5用法の多義的関係
第4章 観察的レベルの用法間の拡張関係
第5章 体験的レベルの用法の拡張性
第6章 仮想的レベルの用法の拡張性
第7章 変化の「なる」構文の多義ネットワーク
第8章 結論
前書きなど
「娘は急に背が伸び、ひと月前はぴったりだったスカートが短くなった。」
(たとえば洗濯などをしたことで)スカートが物理的に縮んだわけではないのに、「短くなった」と言うのはなぜか?
上記内容は本書刊行時のものです。