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「前段の司法」とその担い手をめぐる比較法史研究 三阪 佳弘(編) - 大阪大学出版会
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「前段の司法」とその担い手をめぐる比較法史研究 (ゼンダンノシホウトソノニナイテヲメグルヒカクホウシケンキュウ)

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A5判
292ページ
上製
定価 5,400円+税
ISBN
978-4-87259-681-6   COPY
ISBN 13
9784872596816   COPY
ISBN 10h
4-87259-681-1   COPY
ISBN 10
4872596811   COPY
出版者記号
87259   COPY
Cコード
C3032  
3:専門 0:単行本 32:法律
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年3月29日
書店発売日
登録日
2019年3月19日
最終更新日
2021年4月23日
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紹介

近代市民社会において、人々の法的サービスの需要はどのように充足されたのか、どのように紛争の解決は行われたのか。本書では、紛争解決のための法的サービスの多様性、その担い手としての法専門家と非法専門家のあり方について、比較法史的検討を行ったものである。近代日本を基軸として、共和政期ローマ、近世イタリア、近代フランス、近代ドイツ、近代オーストリア=ハンガリー、現代中国での事例をもとに考察した。

目次

序章 明治期日本の地域社会における「前段の司法」とその担い手の多様性―本書の視点(三阪佳弘)

第一章 近代日本における無資格者による法廷代理とその終焉(林真貴子)

第二章 明治期における刑事弁護―治罪法導入前後の状況(田中亜紀子)

第三章 共和政末期・元首政初期ローマにおける法的サービスの周辺―法学者・弁論家の活動と知的背景を中心に(林智良)

第四章 中世ボローニャと「公証人術の書」―ロランディーノ・パッサッジェーリ研究序論(阪上眞千子)

第五章 フランス革命前後の公証人制度(波多野敏)

第六章 ドイツ公証制度史にみる需要と法専門家性―ハンブルクにおける公証制度の近代化を中心に(的場かおり)

第七章 在野法曹と非弁護士の間―オーストリア司法省文書にみる公的代理業(上田理恵子)

第八章 中国の法的サービス供給における基層法的サービス従事者の機能とその需要の背景―弁護士との比較から(一九八〇~二〇一七年)(坂口一成)

著者プロフィール

三阪 佳弘  (ミサカ ヨシヒロ)  (

大阪大学大学院高等司法研究科教授。専門は、日本近代法史。
主な著作は、
『近代日本の司法省と裁判官─19世紀日仏比較の視点から』(大阪大学出版会、2014年)、『近代日本における社会変動と法』(共著、晃洋書房、2006年)。

上記内容は本書刊行時のものです。