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東日本大震災と災害ボランティア
岩手県野田村、復興への道
発行:大阪大学出版会
四六判
318ページ
並製
定価
2,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年3月31日
- 書店発売日
- 2021年4月10日
- 登録日
- 2021年3月26日
- 最終更新日
- 2021年10月13日
紹介
全く縁もゆかりもなかったところに、全く知らない人がやってくる。お金のやりとりはない。それなのに被災地のために一生懸命活動する。何ならお礼を言って帰っていく。よくわからない人たちである――
東日本大震災の被災地・岩手県九戸郡野田村で震災直後から現在まで行われている災害ボランティア活動。中心的な役割を果たしたのは外部者と被災住民が協働で立ち上げた「チーム北リアス」であった。
多くのボランティア活動が単発かつ外部者からの援助に終始する中、「チーム北リアスとして被災者と外部者が協働する際の知見や被災者とともに被災地の課題を解決するための実践的手法を紹介し、災害ボランティアの魅力と復興への道筋を考える。
目次
はじめに
第1章 50にして天命を知る
第1部 チーム北リアスの活動
第2章 野田村との出会いとボランティア活動
第3章 チーム・オール弘前―大学と市民の協力の力―
コラム 村民座談会 農業からみた野田村の震災
第4章 野田村で学生ワークショップを続ける意味
コラム 村民座談会 漁業からみた野田村の震災
第5章 住民とボランティアが協働する地域見守り活動
第6章 記憶の復興―写真返却お茶会の10年―
第7章 村民アンケート調査から見えた生活実態と復興感
コラム 村民座談会 女性からみた野田村の震災
第2部 大阪大学の取り組み
第8章 被災地での教育・研究・活動拠点「野田村サテライト」
コラム 村民座談会 商工会青年部からみた野田村の震災
第9章 復興に向けた新たな活動に伴走する
おわりに
チーム北リアス年表
執筆者紹介
上記内容は本書刊行時のものです。