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炎芸術 No.144  - 阿部出版
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炎芸術 No.144 (ホノオゲイジュツ ナンバーヒャクヨンジュウヨン)

芸術
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発行:阿部出版
A4変型判
176ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-87242-619-9   COPY
ISBN 13
9784872426199   COPY
ISBN 10h
4-87242-619-3   COPY
ISBN 10
4872426193   COPY
出版者記号
87242   COPY
Cコード
C3072  
3:専門 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年11月1日
書店発売日
登録日
2020年9月8日
最終更新日
2020年10月26日
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紹介

特集 魯山人の自然美

日本で最も有名な陶芸家は誰か? と考えると、
それはおそらく北大路魯山人(1883~1959)だろう。
陶芸のみならず、篆刻・書画・漆などの様々な分野で能力を発揮し、
「食器は料理の着物」という有名な言葉を残した。

陶芸ファンのみならず多くの人に知られているが、
「傍若無人、傲岸不遜」などと評され、悪評高い。
不遇な生い立ち、自らが始めた料亭「星岡茶寮」からの追放、
柳宗悦などへの容赦ない批判、
織部焼の人間国宝辞退、何度も繰り返す結婚と離婚など、
波乱に満ちたその生涯について記された書籍も多い。

しかし、そうした魯山人についての〝物語〟を取り去り作品を見てみると、
日本の自然美を情感豊かに表現していることに気付く。
燃えるような紅葉 、たわわに実った葡萄、風に揺れる秋草、
静かに輝く月、春を待つ椿、そして、生き生きとした蟹。
作品からは、自然、そしてモノを作ることに対して、
真摯で謙虚であった魯山人の姿が浮かび上がってくる。

本特集では、今年「魯山人館」が開館した島根・足立美術館の名品を
花鳥風月に分け、魯山人の言葉とともに紹介する。
魯山人の愛した自然美の世界を感じてみたい。

目次

特集 魯山人の自然美

魯山人とは何者なのか

紅葉、葡萄、秋草、芒(すすき)、月、武蔵野、木の葉、椿、
牡丹、菖蒲(あやめ)、雀、竹、檜垣、魚、蟹、「福」字

魯山人の〝自然美礼賛〟
インタビュー・安部則男(足立美術館学芸部長)

魯山人を集める楽しみ
インタビュー・足立隆則(足立美術館館長)

足立美術館 魯山人館
魯山人 略年譜


陶芸家ヒストリー 𫝆井政之
「自然」の形象を象嵌する

フォーカス・アイ 空女
空女―新しい京薩摩の創造者―
文・松原 史(北野天満宮北野文化研究所室長)

期待の新人作家 橋本知成/青木岳文
文・松﨑裕子(益子陶芸美術館学芸員)

現代工芸の作り手たち 第17回 テキスタイル 安達大悟
感情に働きかけるテキスタイル
文・秋元雄史(東京芸術大学大学美術館館長・教授)

時代でたどる日本の陶芸 第10回 大正時代~昭和時代前期②
文・外舘和子(多摩美術大学教授)

【新連載】古今の備前焼に見る表現 第1回 ゴマ
文・重根弘和(岡山県立博物館学芸員)

展覧会スポットライト 国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ
工の芸術―素材・わざ・風土
文・花井久穂(国立工芸館主任研究員)

展覧会スポットライト 鈴木藏の志野 造化にしたがひて、四時を友とす
文・高田瑠美(菊池寛実記念 智美術館学芸員)

展覧会スポットライト 吉左衞門X 齋藤隆×十五代吉左衞門・樂直入
文・松山早紀子(佐川美術館学芸員)

展覧会スポットライト 海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇~
文・四宮美帆子(大倉集古館学芸員)

陶芸実践講座 陶芸家と作る小物 第10回
鎬で作る片口 講師・Kaoru

陶芸マーケットプライス
展覧会スケジュール
展覧会プレビュー
HONOHO GEIJUTSU English Summary

上記内容は本書刊行時のものです。