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眉の清らさぞ神の島 三木健(著/文) - 一葉社
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眉の清らさぞ神の島 (マユノチュラサゾカミノシマ) 上野英信の沖縄 (ウエノヒデノブノオキナワ)

文芸
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発行:一葉社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ15mm
重さ 250g
208ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-87196-080-9   COPY
ISBN 13
9784871960809   COPY
ISBN 10h
4-87196-080-3   COPY
ISBN 10
4871960803   COPY
出版者記号
87196   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年8月1日
書店発売日
登録日
2020年7月2日
最終更新日
2020年7月2日
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紹介

 筑豊の地底の坑夫たちをテーマにした記録文学で、近代日本の在り様を撃ち続けてきた上野英信。その上野の遺作が、沖縄を正面から取りあげた異色の作品『眉屋私記』である。
「移民と辻売りという近代沖縄の底辺を貫く二つのテーマによって、そこに息づく民衆の姿を映しだしたのである。……眉屋一族の歴史は、近代の沖縄民衆の歴史であった」(本書より)
 その上野没後33回忌にあたり、眉屋一族生誕の地・沖縄名護の屋部(やぶ)地区に『眉屋私記』の文学記念碑が今年秋に建立される。その実行委員でもある著者が、これまで書き連ねてきた上野英信と『眉屋私記』に関する文章を集めて編んだ、まさに紙の記念碑とも言える一冊。
「地下水脈のように読み継がれた『眉屋私記』が再び地表にその姿を見せた」(本書より)
あの上野英信は沖縄・屋部に生きていた!
 上野英信の『眉屋私記』執筆の貴重なテキストである「山入端(やまのは)萬栄キューバ手記」の全文も、今回初めて収録されている。

目次

序 渡波屋から世界へ
上野英信と沖縄
通底する筑豊と沖縄
上野英信が遺したもの
「筑豊文庫」を支えた上野晴子
『眉屋私記』取材同行記
炭鉱移民と辻売りで紡ぐ民衆史
『眉屋私記』のヒロイン・山入端ツルのこと
出版とその後
『眉屋私記』をめぐる人々
   *
山入端萬栄ノート「在外五十有余年ノ後ヲ顧リミテ」(手記)

著者プロフィール

三木健  (ミキタケシ)  (著/文

1940年、沖縄県石垣島生まれ。58年、沖縄県立八重山高等学校卒。65年、明治大学政経学部卒。同年琉球新報社入社。編集局長、論説副委員長、副社長を経て2006年退職。沖縄・ニューカレドニア友好協会顧問、世界のウチナーンチュセンター設置支援委員会共同代表。『眉屋私記』文学碑建立委員会委員。
主著に、『八重山近代民衆史』『聞書・西表炭坑』『沖縄・西表炭坑史』『ドキュメント・沖縄返還交渉』『西表炭坑資料集成』『西表炭坑写真集』『八重山研究の人々』『沖縄ひと紀行』『オキネシア文化論』『宮良長包の世界』『八重山を読む』『空白の移民史―ニューカレドニアと沖縄―』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。