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ポスト資本主義序説 政治空間の再構築に向けて
発行:あけび書房
A5判
214ページ
定価
2,000円+税
- 書店発売日
- 2022年12月5日
- 登録日
- 2022年10月20日
- 最終更新日
- 2022年11月24日
紹介
われわれ人類は、いまいかなる時代に生きているのか?
冷戦後の世界は、グローバル化の拡大・深化を伴って大きく変化した。さらに、21世紀に入り、人類は深刻な政治的、経済的、社会的な惨事に直面してきた。2001年9月11日の同時多発テロ、2008年のリーマンショック、2011年3月11日の東日本大震災と原発事故。そして、現在、コロナ禍に見舞われて完全な終息も見通せない状況にいる。人類は、気候変動と地球環境の悪化にも起因する、生態系的危機から戦争、貧困・食糧危機、不平等、疾病、急増する難民、多様な越境型犯罪などに直面している。
本書では、こうした人類的危機を乗り越える「ポスト資本主義への可能性と現実化」を模索する。
目次
序章 20世紀と決別できるか:「移行期(トランジション)」を掘り下げる
第Ⅰ部 分断化されたグローバル世界の現在
第1章 分断化の現実から見えるグローバルな世界
第2章 新自由主義とは何であったのか?
第3章 空洞化するウエストファリア世界秩序
第Ⅱ部 政治経済学の再考:「国家-社会」関係の視座から
第4章 「国家-社会」関係の再構築:政治空間と市民社会空間
第5章 グローバル・サウスにおける社会運動:自立は可能か
第Ⅲ部 プルーリバース(多元世界)に向かう地平を
第6章 新自由主義の終焉の時代
第7章 ポスト資本主義への政治空間を再構築する
第8章 重層的な世界秩序とグローバル市民社会の構想
第9章 世界社会フォーラムとグローバルな社会運動の展望
結びに パンデミックからウクライナ:グローバルな市民社会に向け
上記内容は本書刊行時のものです。