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令和のローカルメディア 防災・関係人口拡大に向けた課題 松本恭幸、佐藤和文、佐藤博昭(著) - あけび書房
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令和のローカルメディア 防災・関係人口拡大に向けた課題 (レイワノローカルメディア ボウサイカンケイジンコウカクダイニムケタカダイ)

社会一般
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発行:あけび書房
A5判
200ページ
定価 2,000 円+税   2,200 円(税込)
ISBN
978-4-87154-192-3   COPY
ISBN 13
9784871541923   COPY
ISBN 10h
4-87154-192-4   COPY
ISBN 10
4871541924   COPY
出版者記号
87154   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年7月26日
書店発売日
登録日
2021年7月1日
最終更新日
2021年7月12日
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紹介

防災・関係人口拡大に向けた課題
全国各地のローカルメディアは、3.11からコロナ危機までの間、防災・人口拡大にどう取り組みどこに向かおうとするのか。その可能性を探る画期的労作!

目次

まえがき―3.11からコロナ危機までの期間、ローカルメディアはどう変わったのか

第1章 立ちすくむ地方紙―未来を引き寄せるために
 
はじめに 
① ローカルメディアはネット社会とともに 
ネット草創期を振り返る
縮む新聞―地方紙の苦境
「新聞」から解決策は生まれない
② 地方新聞社の新展開 
メディアプラットホームのすすめ
古くて新しい問題「ハイパーローカル」
参加型メディアであること
「上から目線」は最悪の禁じ手
③ 静岡新聞社の挑戦 
画期的な「イノベーションリポート」
シリコンバレーが改革の機運つくる
大石前社長へのインタビュー
④ ローカルメディアの手掛かりはどこに? 
イメージは「メディア・ビオトープ」
地方新聞社ならではの資源
古民家再生とローカルメディア

第2章 CATVはどこへ向かうのか 
   ―業界再編が進む中で地域密着志向の独立系CATV局の目指すもの 
  
はじめに 
① CATV局による自主放送 
地域の情報を伝えるコミュニティチャンネル
コミュニティチャンネルの運営委託
② 大都市圏の独立系CATV局の現状 
KCNグループの各局
地域に密着した番組制作を目指して
KCNグループの今後の課題
③ 開局から半世紀を迎えた老舗CATV局の現状 
世帯加入率9割以上のLCV
コミュニティチャンネルの重視
LCVの今後の課題
④ 他局とのつながりを通した事業展開の可能性 
地上波民放2局の宮崎で誕生したBTV
海外の放送局との交流を通して
⑤ インフラビジネスからコンテンツビジネスへの回帰 
ニュース報道に取り組む中海テレビ放送
米子をハブにした情報配信
中海テレビ放送の新たな挑戦

第3章 コミュニティFMの変遷①  ―災害時の役割をめぐって 
 
はじめに 
① 阪神・淡路大震災をきっかけに誕生した「FMわぃわぃ」 
② 中越地震、中越沖地震の災害放送 
臨災局をきっかけに全国初のコミュニティFM局の開局
コミュニティFM局から臨災局へ
③ 3.11で数多く誕生した臨災局 
コミュニティFM局による災害放送
臨災局の開局支援
④ 熊本地震の災害放送 
災害時に市民に聴かれるための平時の放送
総合通信局による臨災局支援と残された課題

第4章 コミュニティFMの変遷② ―地域づくりの役割をめぐって 
 
はじめに 
① 21世紀の沖縄における開局ラッシュ 
県庁所在地に誕生した2局目のコミュニティFM局
人の繋がりを通した新たな開局
② おらが街のコミュニティFM局 
聴取率83.7%のコミュニティFM局
地域に密着した様々な取り組み
③ 観光協会が運営するコミュニティFM局 
オフトーク通信に代わる町民参加型メディアとして
第三セクターに代わる公設民営局
④ 離島でのコミュニティFM局開局 
苦戦するNPOによる開局
CATV局による開局
⑤ 近年開局したコミュニティFM局の運営方式 
「きらら方式」による開局
「京都三条ラジオカフェ」をモデルに開局
コミュニティFM局にとってベストの運営方式とは
 
第5章 新たなウェブメディアの潮流 
      ―地域のウェブメディアはこれからどう発展していくのか 
はじめに 
① 自由なメディア論が地域を耕す 
既存メディアにとってのヒントも
東日本大震災をきっかけに
ローカル由来のウェブメディアを支える人・ヒト・ひと
② 西東京をカバーする「ひばりタイムス」 
自然体で地域のテーマを追う
事実を伝えることの難しさ。地域のリアリティを踏まえて模索
メディアOBがローカルメディアを立ち上げるとき
③ メディアの現場を拡張する「TOHOKU360」 
参加と連携が最大のエネルギー
試行錯誤が続く参加の仕組みづくり
地域メディアの目標は「地域連携」

第6章 地域映像祭の動向  ―その課題と展望 
 
はじめに 
① 市民映像のハブとしての東京ビデオフェスティバル 
TVF2021に応募された映像
TVFの42年と市民映像作家たち
市民映像が向き合った地域の課題
 ① TVFの初期の動向と市民映像作家たちの課題
 ②過疎化と高齢化に向かい合った映像作品
 ③ 地域で発生した困難を地域だけの問題にしない
② 今日の地域映像祭での地域づくりにつながる取り組み、そこで生まれる映像作品
地域の魅力と場所の力
地域と映像制作の新しい関係
市民映像のハブとしての映像祭

第7章 自治体広報の新たな展開 
      ―防災、シティプロモーションに向けて 
はじめに 
① 大規模災害時の被災地での自治体広報 
東日本大震災での対応
熊本地震での対応
② シティプロモーションに向けた自治体広報 
首都圏、関西圏でのフリーペーパーの発行
県域民放局に代わる地域映像配信を目指して

第8章 市民メディアの現場は今 
    ―SNS全盛期における市民メディアの活動の担い手の現状
 
はじめに 
① かつての市民映像の作り手は今 
各地の市民映像祭
地域の映像の作り手がつながるビデオサークル
若い世代の市民映像制作者を育てるために
② ミニコミの現状 
人と地域をつなぐミニコミ
地域のモノを届けるミニコミ
③ 市民ラジオの取り組み 
④ 広がる市民のトーク空間 
地域で開催される多様な市民講座
市民が対話する哲学カフェ
⑤ インターネット放送によるトークライブ配信 
商店街のインターネット放送局
コミュニティFM局に代わるインターネット放送局として

終 章  防災と関係人口拡大に向けたローカルメディアの課題のまとめ

はじめに 
新聞・放送系ローカルメディアの動向と課題 
市民、自治体によるローカルメディアでの発信の動向と課題 

あとがきにかえて―ローカルメディアの将来の方向について 
執筆者紹介 

著者プロフィール

松本恭幸、佐藤和文、佐藤博昭  (マツモトヨシユキ サトウカズフミ サトウヒロアキ)  (

松本 恭幸(まつもと やすゆき)
   
早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科教授。著書は、『市民メディアの挑戦』(リベルタ出版)、『コミュニティメディアの新展開-東日本大震災で果たした役割をめぐって』(学文社)、共編著に『メディアプロデュースの世界』(北樹出版)。

 
佐藤 和文(さとう かずふみ)
 
東北大学法学部卒。河北新報社メディア局長、デジタル戦略委員会シニアアドバイザー等を経て、現在、メディアプロジェクト仙台代表、「TOHOKU360」(https://tohoku360.com/)編集デスク。

 
佐藤 博昭(さとう ひろあき)
 
日本大学芸術学部映画学科卒。現在、ビデオ作家、NPO法人市民がつくるTVF副代表。日本大学芸術学部映画学科、武蔵大学社会学部、日本工学院専門学校等で非常勤講師を勤める。

上記内容は本書刊行時のものです。