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生ききる
ある往診医の看取りアンナイト
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2025年12月1日
- 書店発売日
- 2025年12月1日
- 登録日
- 2025年11月10日
- 最終更新日
- 2025年12月1日
紹介
元世界医師会会長 横倉義武先生
認定NPO法人 ロシナンテス代表 川原尚行氏 推薦!
「家で最期を迎えたい」――
その願いを叶えるために、往診医は夜の街を走る。
元外科医・阿倍丈太郎は、メスを置き、在宅医療の現場へと身を投じた。
20年で1000人を超える看取りに立ち会った彼が見つめたのは、死ではなく“生ききる”という瞬間だった。
患者と家族、そして医師自身の心の灯を描く、胸を打つ医療ヒューマンドラマ。
目次
プロローグ
王裕紀氏
第1夜 最初の看取り
第2夜 外科医の涙
第3夜 犬を飼う
第4夜 私を育ててくれた患者さん
第5夜 ある闘士の生涯
第6夜 島の夜
第7夜 悲惨な生
第8夜 一目一万本
第9夜 名犬ピースのこと/生ききる/マイ・フェア・レディ
第10夜 がんばれドリー
第11夜 看取りの家
第12夜 天国へ続く窓
第13夜 天国からの感謝状/逆襲そして生還/夢叶う/別離
エピローグ
あとがき
前書きなど
私の名は阿倍丈太郎。
還暦をとうに超えた元外科医です。
医学部を卒業後、外科医局に入局し、外科専門医、消化器外科認定医、医学博士の資格を取得。一生メスとピンセットを手に生きていくつもりでした。
しかし、20数年前にとある症例を経験したことを契機にメスを置くことを決断。
以来、訪問診療に特化した診療所を開設し、往診車の走行距離は20万キロを超え、看取らせていただいた患者さんはいつの間にか1000人を超えていました。
粉雪がちらつくある日、ある患者さんの奥様とご友人が、私のおんぼろクリニックを訪れました――。(「プロローグ」より)
医者という人種は、概ね医師としてのライフワークが終わりに近づいてくると、それまでの自分の歩みを残しておきたくなるものです。
私もそんな気持ちになり、これまでに関わらせていただいた患者さん達の中で、特に印象深い方々のことを記し、自費出版で50部や100部ほど刷って知人に渡せたら、と考えておりました。「(中略)」
「看取りアンナイト」という副題は、気付かれた方もいるかもしれませんが「アラビアンナイト」と「看取り」を掛け合わせた造語です。「(中略)」
そしてこれは後付けになってしまうのですが、「アンナイト」という照明は実在するものだそうです。点灯に長時間を要する放電灯に併設された白熱電球で、瞬時電圧低下や停電によって消灯してしまったメインのランプが再点灯するまでに一時的に点灯させる補助照明のことだそうです。
まさに患者が生きる希望を失った時(癌を告知された=消灯)にその足元を照らし、希望を再び抱かせる役目を担う往診医という職にぴったりと当てはまり、サブタイトルとして最適なものだと思いました。(「あとがき」より)
上記内容は本書刊行時のものです。
