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コミュニティの自律経営
広太郎さんとジェットコースター人生
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2024年7月31日
- 登録日
- 2024年7月9日
- 最終更新日
- 2024年7月31日
書評掲載情報
2024-08-01 |
西日本新聞
評者: 三宅 大介 |
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紹介
1975年に福岡市役所に入庁し、日本経済の絶頂期を経験。元福岡市長・山崎広太郎と共に歩いた著者が、その舞台裏を振り返る。
市政から国政へ、九州大学大学院法学研究科に学んだのち、再びの市政でDNA改革(行政経営システム改革運動)とコミュニティ政策の大転換の中心人物として活躍。そして現在、生まれ育った街の町内会長を人生の集大成と見定める著者によるおよそ半世紀にわたる自伝。
地域社会に本当に必要なものとは何か? 自治都市博多の歴史と伝統に受け継がれる「民の力」を目覚めさせた、山崎広太郎市長の精神「コミュニティの自律経営」を今に伝えるドキュメンタリー。
“政治・行政の究極的な役割は市民の力を引き出すことにある”
目次
『コミュニティの自律経営/広太郎さんとジェットコースター人生』に寄せて 井坂康志
はじめに
【第一章】 僕のジェットコースター人生
【第二章】 山崎広太郎市政の挑戦
【第三章】 福岡市のDNA改革
【第四章】 コミュニティの自律経営
【第五章】 もやい九州とともに
【第六章】 人生の補助線
【第七章】 妻の市役所人生大公開
あとがき
謝辞
吉村慎一 年表
附録「体験的NPM論~福岡市DNA改革の検証」
参考文献
前書きなど
「コミュニティの自律経営」とは山崎広太郎市政が行政が目指すべき姿として掲げた目標である。そして今、僕は生まれ育ったまちの町内会長を人生の集大成と見定め、林住期の今を生きている。つくづく人生は人との出会いだと思う。後から考えれば、あたかも計画されていたかのような偶然の連鎖のようでもあった。市政から国政へ、大学院から再びの市政へ、さらには介護の世界へ。そして今、何かに導かれるように、僕の残された人生の道標として、広太郎さんのレガシー「コミュニティの自律経営」がここにある。これからの社会のありよう、進むべき道をじっくり語り合いたいところだったが、広太郎さんはあっという間もなく、逝ってしまった。追悼の意も込めて、副題は広太郎さんとジェットコースター人生とした。
(略)
第一章は、22歳から65歳までの職業人生をジェットコースター人生として捉え、点と点がどのように繋がっていったのか、辿ってみた。点と点をフェーズで区切っている。先ずは僕のビルドゥングスロマンを概観いただきたい。また、僕の歩みと社会の動きを整理して巻末の年表としたので、参照いただきたい。第二章は、山崎市政8年間のエポックメーキングなテーマに直接光を当て「山崎広太郎市政の挑戦」として、市長選公約を軸に、起・承・転・結に区分して概観した。第三章「福岡市のDNA改革」はその実践記録である修士論文『体験的NPM論~福岡市DNA改革の検証』を巻末の資料に納め、足らざるところを新たに書き下ろした。DNA改革をご存じない方は、できれば巻末資料に目を通したうえで読み進めていただければありがたい。第四章「コミュニティの自律経営」は書名にも取り上げた僕のジェットコースター人生の到達点であり、残された人生の道標でもある。山崎市政以降のコミュニティ政策の変遷を俯瞰し、僕の今の立ち位置を示した。第五章は、「もやい九州」の活動を取り上げたが、20年を超える活動の中から、「東北三陸ツアー」を重点とした。第六章は、僕の人生の補助線となった、津屋崎、ドラッカー、広太郎塾の3つを取り上げた。締めくくりの第七章は、「妻の市役所人生大公開」を掲載させていただいている。第一章とともに読み合わせて頂けるとありがたい。
上記内容は本書刊行時のものです。