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僕らは「きょうだい」で起業する
自閉の画家・太田宏介と僕
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2022年11月15日
- 登録日
- 2022年9月30日
- 最終更新日
- 2022年11月16日
書評掲載情報
2023-01-12 | 西日本新聞 |
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紹介
NHK「HUMANドキュメント&クローズアップ現代」で放送されて話題沸騰!
大手企業から脱サラ起業する勇気をくれたのは、
自閉の画家・弟の宏介でした──
障がいのある子、きょうだいを持つすべての方へ
「起業」という道を歩んだ二人のものがたり
目次
【発刊に寄せて】東京工芸大学デザイン学科教授 福島治
弟とアートに対する愛と葛藤
はじめに
第1章 障がいのある「きょうだい」を持って
弟が重度自閉症と診断され、母から言われたこと/弟の存在が重い/唯一、兄として弟にしてあげられたこと/弟と距離をあける/見えない将来の不安感/就職で悩む/弟のことを隠し続け、罪悪感を感じる
第2章 弟の変化と、自身の変化
弟の絵のすばらしさを知る/なぜ、パチンコ店の店長になれたのか?/弟の成長/父の変化/起業の決意/弟のせいにせず、自分の生き方をする/家族の変化/結婚で悩む
第3章 脱サラ起業
パチンコ店の店長だった私/脱サラ起業のタイミング/脱サラ起業の勇気/絵画レンタルというビジネスモデル/両親の想いを/退職日/起業の難しさ
第4章 事業を軌道にのせるまで
全くうまくいかない/対人が怖い/脱サラ起業に必要なものは大きく分けて3つ/キャッシュとリスク/行動しなかったらノーチャンス/非課税/ハングリー精神/銀座個展
第5章 絵を売るのではなく、感動を売る
頑張っているとチャンスが/似た経歴の友人の存在/サラリーマン時代は甘えていた/絵をるではなく、感動を売る/母のトークショー&弟のライブペイント/障がいがある方の作品/きょうだいの会/「人生なんて縁と運だ!」/父の死/母の大病/今だからわかる、両親の気持ち/実家の2階をギャラリーへ/非対面の絵画レンタルサービス開始/オーダー絵画を描く/愛される絵を届けたい/起業当初「対人が怖い」と思っていた私の今/プラス思考で、ポジティブにしていると、人が寄ってくる/ギャラリー宏介株式会社設立/会社設立も社長になるのも簡単/起業に悩んでいる人の背中を押したい/絵を描くのが仕事だと自覚している弟/現在も挑戦中/大丸福岡天神店への出店/後世に残る画家にしたい
第6章 全国の「きょうだい」たちへ
親は半生・きょうだいは一生/きょうだいの活動とは/きょうだいの活動と私/事業ときょうだいの活動で、社会に変化をもたらしたい/きょうだいが抱えている不安/きょうだいである私が起業したことで/責任とどう向き合っていくか/きょうだいには同じ境遇の仲間が必要不可欠
あとがき
【寄稿】全国きょうだいの会副会長・弁護士 藤木和子
“きょうだい”の私は
東大入学・弁護士になるよりも結婚が難しかった!
前書きなど
「親なきあと」のその先へ――
障がいのある人を兄弟姉妹に持つ人のことを「きょうだい」と呼んでいます。《中略》きょうだいの中には、障がいのあるきょうだいがいることを、カミングアウトできずに悩んでいる人が、現在進行形でたくさんいるのです。《中略》きょうだいとの関わりや、将来について悩んでいる方の一助となれれば、大変うれしく思います。(「はじめに」より)
上記内容は本書刊行時のものです。