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雑説 技術者の脱炭素社会
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2021年12月1日
- 登録日
- 2021年11月4日
- 最終更新日
- 2022年8月25日
書評掲載情報
2022-05-31 |
廃棄物資源環境学会誌
第33巻/3号 評者: 東條安匡 |
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重版情報
2刷 | 出来予定日: 2022-09-01 |
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紹介
企業、大学で40年近く実際に関連の研究開発に従事してきた著者が、
その経験を踏まえ、来るべき脱炭素社会について考察。
時代の変遷、エネルギーと文明、また技術者の立場と想い等を含め、
15のテーマに分けて文語文で綴る。
日々変わりゆく分野の状況に少なからず困惑しながら、
時代の過渡期を見つめる技術者による、エネルギー・環境問題の過去・現在・未来。
目次
はじめに
序
1 温暖化問題の事
2 時代の遷移の事
3 脱炭素と化石燃料などの事
4 エネルギー利用の原理・原則の事
5 用語と単位の事
6 燃やす、燃焼の事
7 人類とエネルギーの事
8 世代間倫理とエネルギーの事
9 技術者の現在の事
10 メディアとエネルギーの事
11 薪炭より石炭へ、産業革命の事
12 覧古考新の事
13 アンモニア合成と温暖化問題の事
14 エネルギー問題と経済などの事
15 脱炭素社会考、講話の事
あとがきにかえて
参考文献
補足資料『昨日今日いつかくる明日』読切り「エネルギー・環境」(現代図書、二〇〇八年)より
(1)CO₂低減と化石燃料枯渇対策
(2)化石燃料の枯渇
前書きなど
本書はエネルギー・環境問題、また低炭素・脱炭素技術について、今までの経緯と今後について、短くはない期間、企業また大学で本分野に関わってきた技術者としての知見と所感を記したものです。表題「技術者の脱炭素社会」にある「技術者の」には、「技術者にとっての」という意味と、一般の方にも知って頂きたい「技術者がおかれている状況としての」という意味の双方をもたせています。趣旨は最初の序に記した通りですが、「この分野の技術者にとっては当然の内容、常識の類」も多く、通常の文章にするのもためらわれたこと、「その他諸般の状況」を鑑みて、少々窮屈な構成・文体と多くの日常馴染みのない語彙を用いています。普段とは違った感覚で読んで頂き、想いを巡らせるきっかけにして頂ければと期待するところです。
(中略)今、脱炭素社会は世界挙げての目標となり、各所でなされまた今後もなされるであろう広範な議論からすれば、本書に記すところは実にその一斑にすぎませんが、エネルギー、温暖化・気候変動などの環境問題の現在、そして将来を考える上で本書が少しでも参考になれば幸甚に思うところです。
上記内容は本書刊行時のものです。