書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
南の館の物語
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年11月30日
- 書店発売日
- 2021年12月10日
- 登録日
- 2021年11月11日
- 最終更新日
- 2021年12月21日
紹介
都で華やかな生活を送っていた右大臣・菅原道真は、
左大臣・藤原時平たちの陰謀で大宰府に流されてしまいました。
父と別れがたい紅姫と隈麿は大宰府までいっしょに行くことに。
ところが、やっとの思いでたどり着いた南の館は、
廃屋のように荒んでいました。
不自由な暮らしの中でも肩を寄せ合い、
日々を送っていた三人でしたが、
隈麿が病気になって死んでしまいます。
続いて道真も亡くなり、紅姫はただ一人残されてしまいました。
紅姫は父から預けられた手紙を持って、
土佐にいる兄のもとへ旅立ちますが……。
道真の娘・紅姫の視点から語られる、古都・大宰府と道真親子の物語。
前書きなど
発刊によせて
『南の館の物語』は2015年に会社の創立20周年記念事業として語り芝居で公演したものです。会社を経営しているなかで、企業も地域に貢献したいと思い、特に地域の先人の生き方のなかに私たちが生きていく知恵を学ぶことができるのではないかと思うようになりました。そのようなことを考えているとき、地元でライターとして活動されている前野りりえさんに出会い、思いを話したところ、この作品を書いていただきました。それから6年の年月が経過しましたが、今の時代こそ親子の愛情が大切と思うことが多々あり、絵本にして世の中に一石を投じてみようと思った次第です。1100年の時を経て、菅原道真公の親子の愛情が皆様に温かく届いたらと願っております。
(『南の館の物語』プロジェクト 代表/油機エンジニアリング株式会社 会長 牧田隆)
版元から一言
太宰府天満宮と菅原道真は全国的にも有名であるが、
大宰府での暮らしぶり、そしてその家族のことについて知る人は少ないだろう。
本書は道真公と共に大宰府にやってきた娘・紅姫の視点を通して、
歴史に埋もれた道真親子の慎ましくも気高く、温かで、そして切ない、
家族の姿を今に伝えてくれる。
上記内容は本書刊行時のものです。