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民話いっちょ、食べてみらんの 川野栄美子(著) - 梓書院
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民話いっちょ、食べてみらんの (ミンワイッチョタベテミランノ チクゴガワリュウイキノミンワ) 筑後川流域の民話 (チクゴガワリュウイキノミンワ)

文芸
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発行:梓書院
四六判
192ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-87035-663-4   COPY
ISBN 13
9784870356634   COPY
ISBN 10h
4-87035-663-5   COPY
ISBN 10
4870356635   COPY
出版者記号
87035   COPY
Cコード
C0038  
0:一般 0:単行本
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2020年2月28日
最終更新日
2020年6月25日
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紹介

阿蘇山を水源として持ち、九州では最大の河川として知られている「筑後川」。
そんな筑後川流域(筑後地方)に伝わる民話を現代に残すべく、一冊の本に。

その河川の長さから、「河童」に関するお話でも、上流、中流、下流と場所によって語り継がれてきた内容が違う。
また、本書に登場する民話は全部で23 話。鯰、タコ、揚巻貝、胡瓜など、
筑後川に関する「食」を中心に集録し、筑後地方に伝わる方言もふんだんに使用。
その民話が生まれた経緯、現代まで語り継がれてきた理由などの解説付き。

筑後川流域の民話は「身体を育てる『食べ物』」と、「心を育てる『仏教の教え』」のバランスで成り立っており、こうした生きていくうえで欠かせない二つによって民話が生まれ、語り継がれてきた。


【「はじめに」から】
本書では数ある民話のなかから、筑後川流域に伝わる――それも「食」と関わりのある民話を集めました。

「食は幸福の基本」です。

料理を作ることは、食べる人への思いやりや想像力を養います。
そして、食べる人も料理人の想像力に心を動かされ、感謝の気持ちが湧いてきます。
こうして「食」を通してお互いへの思いやりが育まれるのです。

筑後川流域の民話は、縦軸と横軸のバランスのもとで成り立っています。
縦軸には身体を育てる「食べ物」があり、横軸には心を育てる「仏教の教え」があります。
民話はこの二つと深くつながっているのです。
それもそのはずで、食べることは生きることや感動に繋がり、
生きることや感動は幸せに繋がり、幸せを伝えようとして生まれたものが民話なのですから。

本日はおいしい民話をご用意して、あなたをお待ちしておりました。
どうぞごゆっくりお召し上がりくださいませ。

目次

五穀米  天熊宇志
にな貝  玉垂宮とにな貝
 鯰   百叩きになった鯰
斉 魚  斉魚の由来
酒 米  酒屋と油屋

箸休め・「たどし」

 蛤   はまぐり姫
 蟹   猿どんと蟹どん
田 螺  たにし長者
胡 瓜  海の河童と川の河童の戦い
 鮗   子の代

箸休め・「地獄の箸」

泥 鰌  貧乏人の知恵
 鯉   鯉女房
 蛸   いばり蛸
こうばし わくど息子
揚 巻  へこちがい

箸休め・「母の応援歌」

 飴   飴買い幽霊
おはぎ  おはぎとびきたん
ぼたもち 毒を盛る
豆腐・
こんにゃく とうふばあさんと、こんにゃくばあさん
 粽   おもれぬちまき

箸休め・「おこもじ」

にわとり 高良大社の神籠石
栗・米  名人産婆さん
 筍   水天宮と河童

著者プロフィール

川野栄美子  (カワノエミコ)  (

福岡県久留米市生まれ、大川市在住
福岡女学院短期大学 卒
久留米大学比較文化研究科博士課程修了 論文『ジェンダーから見る民話』
大川市議員:平成11 年4 月30 日~現在(6期目)
大川市議長:平成29 年6 月12 日~平成31 年4 月29 日
      令和1 年5 月13 日~現在(2期目)

上記内容は本書刊行時のものです。