版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
民話いっちょ、食べてみらんの 川野栄美子(著/文) - 梓書院
.
詳細画像 0

民話いっちょ、食べてみらんの 筑後川流域の民話

発行:梓書院
四六判
192ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-87035-663-4
Cコード
C0038
一般 単行本
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2020年2月28日
最終更新日
2020年4月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

阿蘇山を水源として持ち、九州では最大の河川として知られている「筑後川」。
そんな筑後川流域(筑後地方)に伝わる民話を現代に残すべく、一冊の本に。

その河川の長さから、「河童」に関するお話でも、上流、中流、下流と場所によって語り継がれてきた内容が違う。
また、本書に登場する民話は全部で23 話。鯰、タコ、揚巻貝、胡瓜など、
筑後川に関する「食」を中心に集録し、筑後地方に伝わる方言もふんだんに使用。
その民話が生まれた経緯、現代まで語り継がれてきた理由などの解説付き。

筑後川流域の民話は「身体を育てる『食べ物』」と、「心を育てる『仏教の教え』」のバランスで成り立っており、こうした生きていくうえで欠かせない二つによって民話が生まれ、語り継がれてきた。


【「はじめに」から】
本書では数ある民話のなかから、筑後川流域に伝わる――それも「食」と関わりのある民話を集めました。

「食は幸福の基本」です。

料理を作ることは、食べる人への思いやりや想像力を養います。
そして、食べる人も料理人の想像力に心を動かされ、感謝の気持ちが湧いてきます。
こうして「食」を通してお互いへの思いやりが育まれるのです。

筑後川流域の民話は、縦軸と横軸のバランスのもとで成り立っています。
縦軸には身体を育てる「食べ物」があり、横軸には心を育てる「仏教の教え」があります。
民話はこの二つと深くつながっているのです。
それもそのはずで、食べることは生きることや感動に繋がり、
生きることや感動は幸せに繋がり、幸せを伝えようとして生まれたものが民話なのですから。

本日はおいしい民話をご用意して、あなたをお待ちしておりました。
どうぞごゆっくりお召し上がりくださいませ。

目次

五穀米  天熊宇志
にな貝  玉垂宮とにな貝
 鯰   百叩きになった鯰
斉 魚  斉魚の由来
酒 米  酒屋と油屋

箸休め・「たどし」

 蛤   はまぐり姫
 蟹   猿どんと蟹どん
田 螺  たにし長者
胡 瓜  海の河童と川の河童の戦い
 鮗   子の代

箸休め・「地獄の箸」

泥 鰌  貧乏人の知恵
 鯉   鯉女房
 蛸   いばり蛸
こうばし わくど息子
揚 巻  へこちがい

箸休め・「母の応援歌」

 飴   飴買い幽霊
おはぎ  おはぎとびきたん
ぼたもち 毒を盛る
豆腐・
こんにゃく とうふばあさんと、こんにゃくばあさん
 粽   おもれぬちまき

箸休め・「おこもじ」

にわとり 高良大社の神籠石
栗・米  名人産婆さん
 筍   水天宮と河童

著者プロフィール

川野栄美子  (カワノエミコ)  (著/文

福岡県久留米市生まれ、大川市在住
福岡女学院短期大学 卒
久留米大学比較文化研究科博士課程修了 論文『ジェンダーから見る民話』
大川市議員:平成11 年4 月30 日~現在(6期目)
大川市議長:平成29 年6 月12 日~平成31 年4 月29 日
      令和1 年5 月13 日~現在(2期目)

上記内容は本書刊行時のものです。