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反骨のかわら版
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2026年3月5日
- 登録日
- 2026年1月30日
- 最終更新日
- 2026年3月5日
紹介
天災、凶作、飢饉の続いた江戸中期。
賄賂・裏金、言論封殺、庶民いじめ…。
幕府の悪政を暴き、多くの人々に支持され、守られて広まった反骨のかわら版の物語。
目次
第一章 兄妹
第二章 人災
第三章 相棒
第四章 信頼
第五章 赤光
第六章 隊列
第七章 使命
第八章 不屈
前書きなど
舞台は天災、凶作、飢饉の続く江戸中期。
経糸は――
天明期から寛政期へ。浅間山の大噴火や百万人を超す餓死者。しかし老中田沼意次の賄賂 政治が横行、庶民の信を失い、失脚。 やがて老中となった松平定信の寛政の改革も、厳しい 倹約令や朱子学以外は禁止、言論封殺といった大変が次々に起こる。
緯糸は――
そうした背景のなかで、究極「誰が将軍になろうが、誰が老中になろうが何も変わらない」 「身分制度そのものを変えなければ」という考えと行動が人々の心をとらえていく。
主人公は、若い文太。かわら版屋(今の新聞)に弟子入りし、後にかわら版 「文太屋」を 起こす。 仕事を通して天変地異や大火事、心中、仇討などのネタから社会のありように鋭い 眼を向けるようになる。 腕のいい絵師、彫師摺師、弟子も雇った。 かわら版の使命に確信を 抱いていく。
幕府や大名の庶民をないがしろにした悪政を果敢に暴き、庶民の共感を集めた。だが、幕府は眼の上のたんこぶ" 文太屋を潰してしまえと妨害、弾圧。しかも幕府に忖度する他の かわら版屋を買収して手伝わせもした。
文太と仲間は、やがて追われる身となる。幕府に異を唱え、志を同じくする日本橋の蔦谷重三郎に助けてもらったこともあった。
文太は、信念をもってかわら版号外「赤光版」を出し続けた。多くの人たちに支持され、 守られ広まっていった。 「赤光版」を読む人々の中から、行動する「赤光隊」も生まれた。だが文太の運命は…。
国の政治やメディアのありよう。 ひとり「しんぶん赤旗」が気をはき、政権の監視役としてスクープを連打して熱い注目をあび続けている。
『反骨のかわら版』の世界は、現代と酷似していると思えてならない。
上記内容は本書刊行時のものです。
