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言論空間2026冬号 現代の理論・社会フォーラム(編) - 同時代社
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言論空間2026冬号 (ゲンロンクウカンニセンニジュウロクフユゴウ)

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発行:同時代社
A5判
160ページ
並製
価格 1,200 円+税   1,320 円(税込)
ISBN
978-4-86839-005-3   COPY
ISBN 13
9784868390053   COPY
ISBN 10h
4-86839-005-8   COPY
ISBN 10
4868390058   COPY
出版者記号
86839   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2025年11月19日
最終更新日
2026年1月13日
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紹介

食卓から、おコメが消える?
【特集1 スズメ絶滅・クマ出没―里山の危機と農業の行方】
【特集2 漂流する高市政治で日本は大丈夫か】

目次

【特集1 スズメ絶滅・クマ出没―里山の危機と農業の行方】
スズメの鳴き声が消える「沈黙の朝」
藤田卓(公益財団法人日本自然保護協会)

コウノトリが田んぼに飛来
郡山昌也(NPО法人全国有機農業推進協議会理事)

クマのフェーズが変わった
大穂 耕一郎(くまのたいら企画代表・秋田県在住)

10年後、日本から米作りが消える
篠原孝(衆議院議員・立憲民主党)

【特集2 漂流する高市政治で日本は大丈夫か】
ポピュリズムに走り出す高市政権
木下ちがや(政治学者)

憲法と日米地位協定のはざまで
屋良朝博(衆議院議員・立憲民主党)

インフレが続き、生活は悪化するだけ
蜂谷隆(経済ジャーナリスト)

「国破れて山河なし」の危機深刻化に直面
河上暁弘(広島市立大学広島平和研究所教授)

〈読者からの緊急投稿〉新潟県柏崎原発稼働容認を糺す
前山忠(市民連合・上越)

野党議員の質問が政府法案を動かすとき
梅田千春(杉尾秀哉参議院議員秘書)

【連載】
かっこいいおんなになるために。「率直に喜べない初の女性首相」
松元ちえ(ジャーナリスト)

話題の文学「性の問題は世代を超えて」
尾張はじめ(葦牙の会)


感じる映画たち「性の多様性を阻む世界で」
加田斎(フリー編集者)

レキオからの便り「倉石信乃著『孤島論』を読む」
與儀秀武(雑誌『越境広場』編集委員)

ドイツに暮らす「二重の負荷―ドイツから満州を見る」
フックス真理子(ドイツ在住)

現代の非理論「韓国映画『非常厳戒前夜』が面白い」
松本仁一(ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員)

沖縄の助産婦、海を歩く「妊娠・出産・中絶」は女性の罪なのか!?
トルネイドまーりー(助産師)

メディア季報「冬の時代に抵抗のメディアを!」
石井彰(放送作家)

東洋医学こぼれ話「灸について②」
大木一史(薬剤師・鍼灸師)

ウクライナ戦争―戦場の論理と停戦の条件(XⅣ) ゼレンスキー体制の終わり?
下斗米伸夫(神奈川大特別招聘教授・法政大名誉教授)

ちょっと深堀りヨーロッパ「ベルギーで実践する「抽選による熟議体」は成功するか」
栗田路子(ブリュッセル在住/ジャーナリスト)

【論考】
自治の力が112年の建物と歴史を守っている 京大吉田寮の和解、その後の対話拒否
板谷めぐみ(京都大学大学院・フォトジャーナリスト)

ハン・ガン著『別れを告げない』を読んで 記憶と向き合い、暴力に抗う
土田宏樹(労働者文学会)

郵政労働現場はいま 郵政民営化の末路
池田実(郵政ジャーナリズム誌『伝送便』元編集長)

GSEF2025ボルドー大会に参加して①
見える化」のためのマップづくりに着手
藤木千草(ワーカーズ・コレクティブ ぷろぼの工房)

GSEF2025ボルドー大会に参加して②
アジアで社会的連帯経済の活動を広げたい
野々山理恵子(一般社団法人協働舎結代表・社会的連帯経済を推進する会事務局員)

ザ停戦協定と混迷する中東政治 イスラエルのパレスチナ虐殺・侵略は止まるのか?
高橋和夫(放送大学名誉教授)

【先住民族研究会】
ブラジルCОP30と市民主催ピープルズ・サミット
下郷さとみ(ジャーナリスト)

【オルタクラブ研究会】
日本におけるマルクス主義の受容と資本主義発達史論争
的場昭弘(神奈川大学名誉教授)

【経済分析研究会】
トランプ政策とEUの苦境
田中素香(東北大学名誉教授)

前書きなど

高市連立政権は「右翼政治」に舵を切り、次々と積年の政治テーマを法案にし始めている。想定外(?)の高支持率を背景に任期中に出来ることは全部やるという決意のようだ。「台湾有事は日本有事」答弁も、新潟柏崎原発・北海道泊原発の再稼働も、防衛費2%拡大含む補正予算も、減反農政への回帰も、その始まりに過ぎない。「そんなことより議員定数削減をやりましょう」発言で国会の焦点が急変。どこまで実現出来るかは別にして、従来の常識から言えば暴走政治だ。さて、視点を「社会」に変えてみると、2025年はクマの出没とコメ高騰が話題の中心であった。背景には、急激な人口減少と自然環境の危機が重なり、里山の危機と農政の危機がある。インタビュー(特集1)で篠原孝議員は「10年後、日本からコメ作りが消える」と驚くような指摘をし、警鐘を鳴らしている。現実の農政は前石破政権下で増産への農政大転換を宣言したが、高市政権では逆に減反政策回帰を宣言。暮らしの主食であるコメ。この農政でコメ作りの担い手がいなくなっている現実に対応できるのであろうか。総じて、至る所で、明治維新以来の近代化の歴史の結果、つまり高成長社会モデル崩壊の警告メッセージが出されている。「素直に喜べない初の女性首相」(本号巻頭コラム)で松本ちえさんは「(高市政権が)短命であることを願う」と指摘しているが、その背景にある歴史や社会のあり方の深刻さをジェンダーの視点から鋭く描いている。日本社会の成り立ちにさかのぼって、高市政治-日本の政治とは何かを改めて考えさせられた。このような時代の変わり目だからこそ根源的な(ラディカルな)問いに向き合う姿勢が重要であると思う。(編集長 山田勝)

上記内容は本書刊行時のものです。