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ウィキペディアタウン・ハンドブック 青木 和人(著) - 文学通信
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ウィキペディアタウン・ハンドブック (ウィキペディアタウン ハンドブック) 図書館・自治体・まちおこし関係者必携 (トショカンジチタイマチオコシカンケイシャヒッケイ)

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発行:文学通信
A5判
136ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-86766-069-0   COPY
ISBN 13
9784867660690   COPY
ISBN 10h
4-86766-069-8   COPY
ISBN 10
4867660698   COPY
出版者記号
86766   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年12月25日
発売予定日
登録日
2024年11月28日
最終更新日
2024年12月4日
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紹介

ウィキペディアタウンとは、自分たちの地域のことを、地域のみんなでウィキペディアに書いてみよう!地域の歴史や文化の情報を発信していこう!という取り組みです。今ではまちあるきや、まちおこし、高校生の授業や生涯学習、図書館でのイベント等、さまざまな場面で行われています。そんなウィキペディアタウンはどう行えばいいのか。はじめての方にもわかりやすく紹介します。

地域に関する項目をどうウィキペディアに作成するか。フィールドワークはどう行えばいいのか。ワークショップはどう運営したらいいのか。長年にわたりウィキペディアタウンを開催してきた著者が、さまざまな疑問に答えていきます。

本書はウィキペディアタウンの取り組みやその意義を紹介し、図書館や自治体、地域団体やウィキペディアンとの連携方法について説明。開催ノウハウもくわしく紹介し、全国の図書館員やウィキペディアタウン開催希望者が、ウィキペディアタウンをスムーズに実施できるようになることを目的とした、ウィキペディアタウン開催のためのハンドブックです。

図書館・自治体・まちおこし関係者必携!

目次

すごろく ウィキペディアタウンを開催してみよう!

レッスン00
はじめに

1 ウィキペディアタウンとは
2 本書の構成

レッスン01
ウィキペディアタウンとは?

1  改めて確認!ウィキペディアとは
 (1)みんなの手で作られる百科事典
 (2)ウィキペディアの歴史
2 ウィキメディア財団の各プロジェクト
 (1)さまざまなプロジェクト
 (2)考え方とライセンス
 (3)三大方針に基づく改善と引用文献に基づく記述
3 ウィキペディアタウンとは?
 (1)それは、まちあるきワークショップ!
 (2)世界と日本の活動
 (3)継続的な活動に向けて

Column 私たちの活動が始まったきっかけ
オープンデータ京都実践会前史

・はじまりは2013年の勉強会
・インターナショナル・オープンデータ・デイ(IODD)2014に向けて
・大きな励みになったつながり
・参考文献の提供
・IODD2014のその後に

レッスン02
京都での取り組みから

1 京都での継続的なウィキペディアタウン活動
 (1)オープンデータ京都実践会
 (2)京都まちあるきオープンデータソン
2 歴史まちあるき団体、郷土史家との連携
 (1)精華町ウィキペディア・タウン
 (2)Wikipedia Town in 関西館
3 高校生の授業、留学生による英語での発信など
 (1)ウィキペディア・タウンby南陽高校
①事前学習 ②いざ実践へ ③教育活動としてのウィキペディアタウンの意義
 (2)留学生と一緒に
4 観光地じゃないほうが面白い ウィキペディアタウンで観光?

Column 活動を継続させるために
・楽しさが原動力
・オープンでボランタリーな精神のあるコミュニティ
・図書館がイノベーションを起こすために

オープンデータ京都実践会の紹介

レッスン03
図書館との連携

1 地域の公共図書館とどう連携していくか
 (1)参考資料を図書館で利用できるメリット
 (2)図書館員と協力することで得られること
2 市民による地域情報発信拠点の実現のために

レッスン04
ウィキペディアタウンに参加する

1 ウィキペディアタウンに参加する方法
2 必要なこと・必要なもの
 (1)ウィキペディアのアカウントの作成・確認
 (2)当日の持ち物について
①モバイルPC ②電源OAタップ ③モバイルWi-Fiルーター ④デジタルカメラ、カメラ機能つきスマートフォン ⑤カメラ、スマートフォンとPCとを接続するケーブル ⑥充電バッテリー ⑦バインダー、筆記用具 ⑧お昼ごはん
3 ウィキペディアタウン/アーカイブから過去を分析する
 (1)ウィキペディアタウン開催数を分析してみる
 (2)ウィキペディアタウン開催月を分析してみる
 (3)ウィキペディアタウンを主催者別に分析してみる

レッスン05
開催コミュニティ紹介

1 オープンデータソリューション発展委員会(横浜)
2 クリエイティブ・シティ・コンソーシアム(二子玉川)
3 オープンデータ京都実践会(京都)
4 ウィキペディア街道「大山道」
5 Code for 山城
6 edit Tango(エディット丹後)
7 諸国・浪漫
8 Code for ふじのくに/Numazu
9 東海ナレッジネット
10 Wikipediaブンガク実行委員会(神奈川県立図書館、神奈川近代文学館)
11 伊那市立図書館
12 県立長野図書館
13 一般社団法人データクレイドル
14 ARTLOGUE

レッスン06
派生版ウィキペディアタウンの取り組み

1 Wikipedia ARTS アートのウィキペディアタウン
 (1)Wikipedia ARTS 京都・PARASOPHIA
 (2)Wikipedia ARTS 京都国立近代美術館 コレクションとキュレーション
 (3)Wikipedia ARTS 弘道館と京都の文人サロン
2 ウィキペディア文化財
 (1)ウィキペディア文化財への期待
 (2)ワークショップの開催
3 女性の情報格差解消を目指すプロジェクト、WikiGap
4 文化のデジタルアーカイブ化
 (1)「酒ペディア&酒マップ」(IODD2017 in 京都)
 (2)ウィキメディア・コモンズへの伊丹市酒造り唄のデジタルアーカイブ
①酒造り唄とは ②データデジタルアーカイブ ③著作権処理の方法
5 既存のデジタルアーカイブと連携する
 (1)2020UDC 京都 in NDL 関西館 アイデアソン・ハッカソン
 (2)ジャパンサーチ・タウンvol.1、vol.2
①ジャパンサーチ・タウンの様子 ②各チームの成果 ③ジャパンサーチ・タウンの意義

レッスン07
ウィキペディアタウン開催ノウハウ

1 声のあげ方、依頼の仕方
 (1)まずウィキペディアタウンをやりたいと声に出す
 (2)公共図書館に協力依頼をしてみる
 (3)1人でもできる!
2 開催できるフィールドが決定したら
 (1)ベテランウィキペディアンに協力依頼をしよう
 (2)行政、地域団体、市民との連携
 (3)対象フィールドがウィキペディアにどれくらい書かれているか
 (4)図書館に地域資料がどの程度あるのか
 (5)当日のウィキペディアタウンのスケジュールを考える
 (6)午前中のまちあるきルートを選定する
 (7)訪問する場所への事前連絡
 (8)午後のウィキペディア編集会場を手配する
 (9)イベントを実施する主催者、共催、協力者を確定する
 (10)参加者募集の広報活動
①広報、募集Webページを作る ②イベント告知参考例 ③募集案内チラシを作る ④チラシをどこに置いてもらうか ⑤ハッシュタグをつけてSNSなどで告知する
3 当日の進行
 (1)当日の運営 午前
 (2)まちあるき
 (3)昼休み休憩
 (4)当日の運営 午後
 (5)ウィキペディア編集開始
①ウィキペディア編集記事項目決定(30分程度) ②ウィキペディア編集記事作成(60~90分程度) ③新規記事の基本骨格ページの作成 ④新規記事の各項目の同時編集 ⑤インフォボックスの作成 ⑥写真の挿入
 (6)成果発表
 (7)閉会あいさつ、写真撮影
 (8)アンケート
 (9)17時までに撤収
 (10)ウィキペディアタウン終了!

参考文献
あとがき

著者プロフィール

青木 和人  (アオキ カズト)  (

福井県立大学地域経済研究所教授。
あおきGIS・オープンデータ研究所、オープンデータ実践会、Code for 山城 代表。
博士(文学)。
専門領域は空間情報学、図書館情報学、地域政策、オープンデータ。
京都府宇治市役所、西宇治図書館館長などの勤務を経て、2014年より地理情報システム、オープンデータを始めとする情報化コンサルティング事業を起業。また、公共図書館を情報発信拠点としたウィキペディアタウンやオープンストリートマップを始めとするシビックテック活動を主宰。
https://researchmap.jp/KazutoAOKI

上記内容は本書刊行時のものです。