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ゼロ・エミッションへの挑戦  財団法人国家実験研究院(著) - 集広舎
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鍬谷     ト・日・他     書店
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ゼロ・エミッションへの挑戦  (ゼロ・エミッションヘノチョウセン) 台湾発 未来をつくる行動のデザイン  (タイワンハツ ミライヲツクルコウドウノデザイン)

社会科学
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発行:集広舎
A5判
縦210mm 横148mm
180ページ
並製
価格 1,800 円+税   1,980 円(税込)
ISBN
978-4-86735-062-1   COPY
ISBN 13
9784867350621   COPY
ISBN 10h
4-86735-062-1   COPY
ISBN 10
4867350621   COPY
出版者記号
86735   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年4月2日
書店発売日
登録日
2026年3月20日
最終更新日
2026年4月19日
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紹介

台湾における市民主体のネットゼロ社会形成の実践を、政策・社会・地域の相互作用の観点から分析的に提示する一冊。行政院によるネットゼロ科学技術プログラムを基盤とし、市民団体、企業、行政、研究機関が連携して展開する「サンドボックス型実証」の具体事例を収録する。

本書は、脱炭素政策を制度設計や技術革新の側面に限定せず、市民参加と地域社会の実践を中核とする社会変革プロセスとして捉え、その実態を多角的に記述する点に特徴がある。台湾における取り組みは、実証実験を通じた政策形成と社会実装の循環を示すものであり、アジアにおける新たな持続可能社会モデルの形成過程を理解する上で重要な資料となる。

環境政策、地域社会論、公共政策、社会イノベーション研究に関心を有する研究者・学生にとって有益な基礎資料であり、日本におけるGX政策や地域主導型脱炭素の検討に対しても比較研究の視座を提供する。

目次

【目次】

青柳仁士(一般社団法人SDGsアントレプレナーズ代表理事・衆議院議員)
片山和之(公益財団法人日本台湾交流協会・台北事務所代表)

イントロダクション
01 サンドボックスから芽吹く台湾のイノベーション
  市民発の取り組み「ネットゼロ」をめぐる啓蒙活動
02 社団法人社区大学全国促進会
  迷霧からの出航──ネットゼロ社会をめざす市民アクション
03 財団法人工業技術研究院 グリーンエネルギー環境研究所
  知の連携が生む、ネットゼロへの技術的転換点

ケース・スタディ
01 モノとココロの修繕屋
  粉紅豹が結ぶ、台北最大のサステナブル市民ネットワーク
02 社会福祉の新しいかたち
  心路基金会 公益活動からグリーンアクションへ
03 循環型包材と新しい保冷技術
  主婦連盟合作社 産地から食卓までのサステナブルな約束
04 ネットゼロを支えるやさしい力
  蘆葦女力がひらく、循環経済の新天地
05 剪定枝に新しい価値を
  ReWoodが切り拓く都市型木材環境経済 木材年間一千万トン分のCO2削減へ
06 一杯のコーヒーから始まるネットゼロ挑戦
  沃畝──半導体博士が挑む農業脱炭素の未来
07 ネットゼロを目指す農業の新モデル
  大人物合作社が築く、台湾産大豆の競争力
08 光合成菌がひらく地域の未来
  大武山基金会──農家と共に歩む農業ネットゼロへの道
09 持続可能な養殖と海草ブルーカーボン
  七股沿海保護協会と澄洋環境顧問が描く 漁村のネットゼロの未来
10 レジリエントな台湾をつくる
  初英山協会──コミュニティから始まるエネルギー自立の道
11 再現可能なエネルギー転換モデル
  探淵科技が挑む「千の水路の力」四千基マイクロ水力発電所への道

結語 信じる力が、限界を越える

前書きなど

本書は、台湾がいま世界に先駆けて取り組む「市民によるネットゼロ社会の創造」の最前線を、極めて実践的に、しかも温度感をもって描き出しています。
 行政院のネットゼロ科学技術プログラムを起点とし、市民・産業・行政が学び合いながら未来を共創する「サンドボックス計画」。その核心は、制度でも技術でもなく、市民一人ひとりのエンパワーメントにあります。
 国連で持続可能な開発に携わり、日本で社会起業と政策形成の現場を歩んできた者として断言できます。
 台湾で起きているこの潮流は、アジアにおける次の社会課題解決モデルの原型であり、日本にとっても学ぶべきヒントに満ちています。
(本書「序──青柳仁士」より)

版元から一言

かつては「日本でできることが、なぜ台湾でできないのか」と語られていた。
しかし今、「台湾でできることが、なぜ日本でできないのか」という問いが現実味を帯びている。
本書は、アジアにおいて最も成熟した民主主義社会と評される台湾の、国家と市民が協働する実践を知るための好個の一冊である。

著者プロフィール

財団法人国家実験研究院  (ザイダンホウジンコッカジッケンケンキュウイン)  (

【編者プロフィール/財団法人国家実験研究院】
国研院(NIAR)は2003年設立の台湾の公的研究機関。国家科学及技術委員会に属し、7つの研究センターを統括するとともに、環境、情報通信、再生医療、科学技術政策分野における研究開発基盤の整備と技術支援を行っている。

【訳者プロフィール/伊藤佳代】
台湾・国立中山大学助理教授。高知大学客員講師。コラムニスト、翻訳家、歌手。共同翻訳に『呪はれた文学―戦後初期(1945‒1949)台湾文学論集』(集広舎)。マントラ音楽アルバム『光明真言』は台湾金曲獎(台湾のグラミー賞)にノミネートされた。

上記内容は本書刊行時のものです。