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〔中国文化大革命論文集〕  血と涙の大地の記憶 王友琴(著/文) - 集広舎
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取引取次: 鍬谷|地方小
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〔中国文化大革命論文集〕 血と涙の大地の記憶 (チュウゴクブンカダイカクメイロンブンシュウ チトナミダトダイチノキオク) ―「文革地獄」の真実を求める長い旅にて―〔附録〕毛沢東独裁下、史上未曾有の飢餓地獄の記録(1959~1961年)裴毅然著

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発行:集広舎
A5判
576ページ
上製
価格 5,900円+税
ISBN
978-4-86735-044-7   COPY
ISBN 13
9784867350447   COPY
ISBN 10h
4-86735-044-3   COPY
ISBN 10
4867350443   COPY
出版者記号
86735   COPY
Cコード
C1022  
1:教養 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2023年2月13日
最終更新日
2023年4月3日
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書評掲載情報

2023-05-12 週刊読書人
評者: 関智英(せき・ともひで)津田塾大学教授(中国近現代史)
2023-04-25 週刊エコノミスト  
評者: 加藤徹(明治大学教授) 
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紹介

膨大な血と涙が流れた大地の記憶を発掘!
加害者も被害者も、沈黙し続けてきた中国で
受難者の足跡を、生涯をかけて尋ね歩く
孤高の歴史家の調査記録とその分析。
王友琴・文革三部作の完結編!

目次

自己紹介 私はなぜ文革受難者を調査し記録しているのか 王友琴
序文 記念碑が声を殺して哭いている 劉燕子
第1篇 恐怖の「紅い八月」 (土屋紀義訳)
第2篇 生徒が先生を殴った革命:1966 (佐竹保子訳)
第3篇 日記を壊した革命 (佐竹保子訳)
第4篇 清華大学附属中高校の闘争モデル (佐竹保子訳)
第5篇 文革「闘争会」に関する調査と考察 (小林一美訳)
第6篇 受難者の側から 〝反右派闘争〟と〝文革〟との関連性を考える(小林一美訳) 
第7篇 文革における『羅生門』的現象(土屋紀義訳)
第8篇 文革反省の一視角 (小林一美訳)
第9篇 張春橋の亡霊が漂っている (小林一美訳)
第10篇 宗教信仰を持つ人々の受難記 (佐竹保子訳) 
附録 毛沢東独裁下、史上未曾有の飢餓地獄の記録(1959~1961年) 裴毅然著『赤難史證(第八章「進入天童」)(小林一美、多田狷介 共訳)

前書きなど

長きにわたり、教育従事者への迫害と殺戮が、文革の記録や叙述の枠組から排除されてきた。暴行と受難者の名はともに忘れさられ、歴史の教訓をくみ取ることなど話にもならない。一九九三年、私は現北京師範大学附属実験中高の宿舎の前で写真を撮り、宿舎に住む四名の高校三年生と話をした。一九六六年八月五日、卞仲耘副校長はこの宿舎の入口の階段で殴り殺された。私がなぜここに来たかを語りだすと、彼らは言った。「本当に? ここで殺された副校長がいるのですか? 私たちは何も知らない」。(本文第2篇より)

著者プロフィール

王友琴  (オウ ユウキン)  (著/文

1952年生まれ。女性。北京師範大学附属女子中学に飛び級で入学(13歳)、この年に文革が始まる。中学在学中、1966年夏、紅衛兵運動に遭う。両親の出身階級が教師だったため身分が悪いと迫害された。まだ17歳にもならないのに14歳の妹と共に雲南省に下放され、6年間、貧苦の中でゴムの木を植えさせられた。後、北京大学中文系に合格、社会科学院で博士号取得の後、アメリカにわたり、スタンフォード大学、シカゴ大学で教鞭をとり、文革の実態調査と歴史研究を続ける。
【著書】①《校园随笔》、随筆集、北京、北京出版社、1988年。②《鲁迅和中国现代文化震动》、博士論文、簡体字本、長沙、湖南教育出版社、1989年。繁体字本、台北、水牛出版社、1991年。③《文革受难者:关于迫害、监禁和杀戮的寻访实录》、香港、開放出版社、2004年。
【論文】《1966学生打老师的革命》,刊载于《二十一世纪》杂志,香港中文大学,1995。《恐怖的红八月》,刊载于《炎黄春秋》杂志2010年第十期,北京。《文革“斗争会”》(上)(下),刊载于《领导者》双月刊,2013年第五和第六期,北京/香港。《摧毁日记的革命》,刊载于《领导者》双月刊,2015年第五期,北京/香港。《毛澤東時代政治受難總論》(上)(中)(下),刊载于《傳記文學》,傳記文學出版社,2020年1~3月。
【共編著】『中国文化大革命「受難者伝」と「文革大年表」』(集広舎、2017年)、『文革受難死者850人の記録』(集広舎、2019年)、他英文論文を含め10数編を発表。他にインタビュー記事、雑感等々、多数がある。

上記内容は本書刊行時のものです。