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取引取次:
鍬谷|地方小
直接取引:
あり(自社)
慰安婦と兵士
煙の中に忍ぶ恋
発行:集広舎
四六判
224ページ
並製
価格
1,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年5月1日
- 書店発売日
- 2021年5月14日
- 登録日
- 2021年4月13日
- 最終更新日
- 2022年9月14日
紹介
戦時下の回想、ルポ、手記、小説などを心理歴史的に読み解き、慰安婦と兵士の深層に迫る!
冷静な分析の上に情愛をすくい上げ、悲惨な戦場に秘められた「人間の条件」を明らかにした比類なき一書。
慰安婦とは何であったか?
私たちは「それ」を単なる事象として捉えてはいなかったろうか?
◉ 本書『はじめに』より
慰安婦について、歴史の政治的利用により性と被害に偏した言説が繰り出されてきました。その側面は確かにあるでしょうが、兵士との愛もありました。しかも、死と隣りあわせの砲煙のたちこめる戦場において、だからこそ、その愛は文字どおり命懸けでした。この営為を軽々に考えてはなりません。そこには崇高なものさえ見出せるからです。
目次
◉ 目次
はじめに
第一章 千鳥と柳
第二章 存在意義―伊藤の洞察と表現を通して―
第三章 恩京(金恩秀)と李佳烔
第四章 金春子と長井軍曹
第五章 田村の「肉体文学」
第六章 春美と三上
第七章 ヒロ子と原田
第八章 張沢民と佐田
第九章 「檻」―「世界―内―存在」を超える活写―
第十章 つかこうへいによる独創的な展開
第十一章 玉砕した慰安婦
第十二章 声なき声に耳を澄まし伝える
おわりに
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。