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国境は小さな橋だった 子どものころの戦争の記憶
発行:清風堂書店
B6判
縦182mm
横128mm
厚さ9mm
136ページ
定価
950円+税
- 初版年月日
- 2023年5月25日
- 書店発売日
- 2023年5月25日
- 登録日
- 2023年5月15日
- 最終更新日
- 2023年5月15日
紹介
昭和11年に朝鮮半島で生を享け、38度線の北にある「元山」で終戦を迎えた著者。
12日間で220㎞を歩いて38度線を越え、生まれたばかりの妹を含めて家族9人の誰一人欠けることなく日本に帰り着くまでを、当時小学生だった著者とその父の手記で振り返ります。
自宅を接収されて引っ越した六畳間、家に入ってきて叔母を追い回したロシア兵…戦争によって穏やかな暮らしが変わっていく様子や、他の人は「思い出したくもない」という逃亡の経験。
憲法改正に向けて進む時代の転換期である今残したい平和への思いを込めました。
目次
はじめに
第一部 私は朝鮮で生まれ育った ー記憶の中の朝鮮、戦争、敗戦、そして脱出
1 釜山
2 新義州へ
3 元山で
4 日本が戦争に負けた
5 脱出
第二部 歩いて38度線を越える
1 元山をあとにして
2 追手の影におびえて
3 逃げに逃げて
4 山越えの日
5 軍用道路
6 国境まであと四〇キロ
7 京城の収容所
8 戦後の日本へ
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。