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新人MRマニュアル
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2023年3月1日
- 書店発売日
- 2023年2月20日
- 登録日
- 2023年1月24日
- 最終更新日
- 2023年2月2日
紹介
日々の業務のしくみや人間関係を知れば、MRという業務のツボが見えてくる! 新人MRの目線でとらえられた、MRに必須の知識、常識、心構えをコンパクトにまとめた一冊。実地で鍛えられた<使える>ノウハウが満載です。
「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」やコロナ禍以降のweb面談の基礎も加えた、新時代の新人MR必携のマニュアルです。
目次
第1章 新人MR4つの疑問
1 新人MR にもっとも必要なことは何ですか?
2 文系出身者は不利でしょうか?
3 MR の仕事は営業でしょうか?
4 AI が進化したらMR の業務がなくなるのでしょうか?
第2章 MR のベーシックマナー
1 マナー以前に大事なこと ― 時間厳守
2 お辞儀の基本と使い分け
3 名刺の出し方、受け取り方
4 電話応対の基本
5 身だしなみ(新人MR のドレスコード)
6 エレベーター、車内、応接室でのマナー
7 会議に臨む姿勢
8 社内での新人MR のスタンス
第3章 実地研修
1 実地研修の心構え
2 実地研修5つの常識
3 記録と報告書 ― とにかくメモる
4 緊張と集中と息抜き
5 実地研修で学ぶ① 流通
6 実地研修で学ぶ② 販路
7 実地研修で学ぶ③ 知識のアウトプット
第4章 初めての担当
1 My first 引き継ぎ
2 前任者について
3 担当交代の意義
4 新人MR のマーケティング
5 PDCA サイクルを回せるMR になる
6 行動計画(Plan)は紙に書く
7 MR の熱意・誠意
8 新人であることのメリットとデメリット
9 MR 認定試験対策との両立
第5章 新人MR 実践ガイダンス
1 アポイントの取り方
2 先生との面談
3 院内での立ち振る舞い
4 先生へのメール
5 手紙の効用を考えよう
6 他社MR との接し方
7 先生・MS さんとの約束
8 MR のスタンス
第6章 新人MR の医薬情報提供活動
1 新人MR として扱ってもらえる猶予期間
2 新人MR でも許されないこと
3 情報提供の際のマナー
4 学術資材を活用する際の常識
5 周辺知識の重要性
6 最低限知っておきたい統計用語
7 臨床研究でよく使われる用語
8 臨床試験・臨床研究の種類
9 会話で使う特有の言い回し
10 「背伸び」の代償
第7章 先生からの質問への対応
1 質問対応における新人MR のスタンス
2 対応力は初動で決まる
3 迅速性と確実性が第一
4 回答には慎重さも必要
第8章 卸の訪問
1 医薬品の流通を知る
2 卸の機能
3 新人MR は常に見られている
4 MS さんとの接し方
5 卸は情報の宝庫
6 マージン、リベート、アロワンスとは
7 卸への情報提供を忘れるな
第9章 プレゼンテーション
1 説明会の準備
2 プレゼンテーションの基本
3 プレゼンテーションの4つのタブー
4 説明内容の構成
5 使用するパワーポイントについて
6 うまくやることが目的ではない
第10 章 営業能力開発ってなんだろう?
1 新人MR らしく―スキルの指南には乗らない
2 最初はOne way でかまわない(まずは製品知識の完璧な習得)
3 提案型営業なんてまだ早い?
4 説得と納得の違い
5 「言われたこと」しかやらない新人MR
6 MR 活動を楽しいと感じるために
第11 章 MR であることの誇り
1 いつも患者さんを意識する
2 MR としての喜び
3 信頼されるMR
前書きなど
「MR になって良かったと思う瞬間は、どのような時ですか?」と聞くと、多くの先輩MR が「患者さんが救われた時」、「患者さんの苦しみが軽減した時」と答えます。この喜びは、体験した人でないと分かりません。その逆に、自社の医薬品で副作用が発現した時は、ひどく落ち込みます。いずれにしても、自分の仕事が患者さんの人生に大きく関わっていることを痛感し、その責任の大きさを思い知らされます。
MR は医薬品の適正使用を推進することを業務としています。医療関係者に正確な医薬品情報を伝え、また収集してフィードバックします。しかし、これは目の前の業務にしかすぎません。医療にそして社会に貢献することこそがMR の最終目標です。「患者さんを救いたい」、「医療に貢献したい」という思いを抱いて初めて血の通った真の情報提供ができます。確かに、多くの医薬品情報は電子的に提供できます。しかし、どれだけAI が進化しても患者さんの気持ちまで汲み取った情報提供はできません。それができるのはMR だけです。
MR は他の業種では例がないほど「導入教育」という長期間の研修が実施されています。「導入教育」では医学および薬学の基礎を徹底的に学びます。また、自社製品の知識も多くの時間を割いて学習します。さらに、先輩MR と同行して実地での研修があり、MR 業務の本質を学びます。とにかくMR 1年目は、何事にも全力で取り組んでください。あれもこれも同時にこなしていくことは容易ではありません。苦しい時期もあるかも知れません。しかし、「患者さんを救いたい」、「医療に貢献したい」という情熱を持って学習すれば必ず自分の成長を感じることができ、MR としての「誇り」が芽生え、この仕事を選んで良かったと必ず思います。
これから始める文章には、新人MR にとって必須の知識、常識、心構えなどを伝えるメッセージをこめています。仕事に思い悩んだ時、仕事に対する「情熱」が空回りしている時、読み返してみてください。必ず答えが見つかります。
MR ほどやりがいを感じる仕事はありません。「仕事が楽しい」と感じるには、情熱と日々の努力が不可欠です。その先では必ず、仕事が楽しい、と感じるようになるはずです。
版元から一言
日々の業務のしくみや人間関係を知れば、MRという業務のツボが見えてくる! 新人MRの目線でとらえられた、MRに必須の知識、常識、心構えをコンパクトにまとめた一冊。実地で鍛えられた<使える>ノウハウが満載です。
「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」やコロナ禍以降のweb面談の基礎も加えた、新時代の新人MR必携のマニュアルです。
- 旧版ISBN
-
9784903835624
上記内容は本書刊行時のものです。