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出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
直接取引:あり
古代万葉の歳時記
発行:海鳥社
A5判
306ページ
上製
定価
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年12月13日
- 書店発売日
- 2021年12月15日
- 登録日
- 2021年11月5日
- 最終更新日
- 2021年12月14日
紹介
古代万葉びとの春夏秋冬によりそう暦の暮らし―。いにしえの暮らしは自然と一体であり、年中の行事作法や儀式と共にこれを楽しみ愛(いつく)しんできた。うつろう自然に託された万葉びとの思いを歌で味わい、その生活や風俗・習俗を読み解いていく。『万葉集』を読むだけではわからない万葉びとの暮らし十二カ月
目次
春 一月 正月の酒/雪に祈る
二月 物差しを贈る
三月 雄略の采菜歌/おお牧場は緑
夏 四月 うはぎを煮る/灌仏と行像
五月 時鳥、鳴く/蟾蜍をとらえる
六月 水無月の小旱/鵜飼の夏
秋 七月 七夕/盂蘭盆
八月 放生会/萩の忌
九月 九月のしぐれ/刑を執行せず
冬 十月 神のいまさぬ月/暖
十一月 霜降る朝/冬至
十二月 餅/年越しの大祓
万葉食堂 春・夏・秋・冬のひと品
版元から一言
著者は、そのわかりやすくドラマチックな語り口で、市民講座やセミナー、講演会はいつも大盛況の人気講師です。日本文学にとどまらず、その目線は東アジアからヨーロッパまで俯瞰しており、文学と比較文化を交えた考察は刺激的でワクワクします。本書では、万葉集に収載された歌から特に歳時記に則したものをとりあげ、古来、息づいてきた「季節とともに生きる暮らし」を歌とともに解説します。宮廷に仕える官女たちが新緑のころ、ブランコ遊びに興じる姿や、天皇を護衛するべき官人が蹴鞠で遊んでいるうちに雷雨になり、邸宅に1人残された天皇から叱責を受けるなど、朗らかで伸びやかな姿も楽しむことができます。春夏秋冬の四章にわけ、各章には「万葉食堂」として万葉びとが実際に食べていたメニューもレシピとともに紹介。
上記内容は本書刊行時のものです。