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花に風 宮田 俊行(著) - 海鳥社
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在庫あり

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取次: ト|ニ|楽天|中|地方小|きんぶん図書
直接取引: あり(自社)

花に風 林芙美子の生涯

文芸
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発行:海鳥社
A5判
240ページ
並製
定価 1,900円+税
ISBN
978-4-86656-085-4   COPY
ISBN 13
9784866560854   COPY
ISBN 10h
4-86656-085-1   COPY
ISBN 10
4866560851   COPY
出版者記号
86656   COPY
 
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年10月1日
書店発売日
登録日
2020年9月23日
最終更新日
2021年3月13日
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紹介

林家のルーツ、出生地を巡る混乱、彼女にとっての古里の意味、新聞社との関係、「花のいのち」の詩の変遷……。これまでに解明されていない謎を解き、驚くべき量と質の作品を生み出した作家の潔い生き方に迫る。

目次

「花のいのち」の謎
「花のいのち」の謎
「花」とは何だったのか
〝超〟小柄な女性
命がけの母娘関係
かわいい女
林家のルーツは山形か
「紅屋」をめぐる思い違い
「林小太郎商店」を確信
紅屋と古里をつないだ改新小記念誌
西南戦争で灰燼に帰す
桜島・古里温泉で再出発
門司出生の根拠は伝聞情報
下関出生を記した戸籍を見た記者
本人はずっと「下関」のみ
大みそかの謎
実父との別れ
十歳で一人、鹿児島へ
大久保利通生誕地近く
桜島の恐ろしさ
日本のカチューシャ
尾道に落ち着く
高等女学校進学

恋愛アナキスト 『放浪記』の進化
芙美子は春をひさいだか
アナキスト詩人たち
生涯の伴侶
『女人芸術』に「放浪記」載る
改造との出会い
変遷した「放浪記」
『放浪記』の果たした役割
三種類の古里
鹿児島への意識
本歌取りの手法
日記体の限界
パリ行きを決意
ソ連への失望
輝かしいパリは去っていた
大毎特派員の楠山と頻繁に会う
別れと世界的スクープ
白井晟一の左翼思想に染まる
二人でベルリンへ行く
ベルリンの次はモスクワだったはず
十日間の拘留事件
自伝小説からの脱皮「牡蠣」
佐々、芙美子にアドバイス

南京へ武漢へ決死の一番乗り
毎日新聞の特派員だったのか?
南京は整然としていた
正月三が日の平和
「百人斬り」のカメラマン
石川達三「生きている兵隊」事件
石川のその後と芙美子
朝日新聞と命がけの従軍
尾崎・ゾルゲ事件と朝日の責任
ジャワ、ボルネオ両新聞に協力
疎開と横浜事件の影

戦い終わって風も吹く雲も光る
労働争議とレッドパージ
戦争を忘れない誓い
相対する文学碑
新詩の創作時期は戦後
大谷崎に噛みつく
共鳴かライバルか
太宰と芙美子が心中?
坂口安吾を“敵情視察"
檀一雄の評「放浪の魔女」
「浮雲」で故郷と訣別
取材後に急死
川端康成は葬儀でどう挨拶したか
その後の家族

参考文献
あとがき

前書きなど

本書は林芙美子という一小説家の四十七年の生涯を追った伝記だが、「朝日新聞と戦争と共産主義」という視点を十分に意識した。実際、林芙美子はその三つとの関わりが非常に深い。彼女は新聞記者に惹かれ、戦争に惹かれ、共産主義者にも惹かれた。
……新聞社の中立を装った左傾イデオロギー、戦争の国家的・愛国的イデオロギー、共産主義はもちろんイデオロギーそのものだ。
しかし、芙美子は結局、イデオロギーを信用することができなかった。……
林芙美子はイデオロギーや観念論で小説を書くタイプではない。市井の人々に読まれるもの、しかも文学的に質の高いものを追求した。何よりも大切なのは、物書きという仕事である。苦労してつかんだこの天職を絶対に手放さない。その執念で、時代に対峙したのである。(本書「あとがき」より)

著者プロフィール

宮田 俊行  (ミヤタ トシユキ)  (

1957年、鹿児島家生まれ。早稲田大学卒。新聞記者歴26年余。著書に『「花のいのち」殺人事件』、『林芙美子が見た大東亜戦争』ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。