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在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
直接取引:あり
元号「令和」と万葉集
発行:海鳥社
四六判
112ページ
並製
定価
1,300円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2020年4月13日
- 登録日
- 2020年3月25日
- 最終更新日
- 2021年3月13日
紹介
読むとちょっと難しい「梅花の歌」序文をわかりやすく丁寧に解説したハンディな1冊。「令和」の出典とされる「梅花の歌」序の解説,当時の時代背景や東アジアとの関わりや,なぜ「梅花」なのかを中国文学と大宰府の歴史とともに繙いてゆく。中西万葉学の学徒がやさしく語る元号「令和」論。
目次
令和と号す はじめに/「梅花の歌」の序文/「天平」への改元/東アジアを視野にして 憶良の場合/東アジアを視野にして 旅人の場合/天平二年の「梅花の歌」宴の意味/「梅花の歌」序文と「蘭亭序」/なぜ梅花をうたうのだろうか/中国文学に梅詩あり/大宰府という辺塞の文学/「梅花の歌」の序文が語りかけるのは/「促膝」とは何か/むすびにかえて―「令和」に祈る―
版元から一言
元号「令和」の考案者・中西進氏の愛弟子である著者は、そのわかりやすくドラマチックな語り口で、授業やセミナー、講演会はいつも大盛況の人気講師でもあります。日本文学にとどまらず、その目線は東アジアからヨーロッパまで俯瞰しており、文学と比較文化を交えた考察は刺激的でワクワクします。その専門性の高さから、いざ執筆となると難しくなりがちな著者ですが、本書は、「わかりやすさ」をコンセプトに、「梅花の歌」序を語る上で重要で専門的な事柄も、丁寧にやさしく解説されています。「令和」を知るだけでなく、万葉集の魅力に触れる入門書としてもおすすめです。
上記内容は本書刊行時のものです。