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ザ・ビートルズ・アイテム100モノ語り ブライアン・サウソール(著/文) - DU BOOKS
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ザ・ビートルズ・アイテム100モノ語り (ザビートルズアイテムヒャクモノガタリ) The Beatles Collection Archive (ザビートルズコレクションアーカイヴ)

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発行:DU BOOKS
A5変形判
256ページ
並製
価格 3,200円+税
ISBN
978-4-86647-169-3   COPY
ISBN 13
9784866471693   COPY
ISBN 10h
4-86647-169-7   COPY
ISBN 10
4866471697   COPY
出版者記号
86647   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2022年2月9日
最終更新日
2022年4月26日
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紹介

コンサートのチケット、映画の香盤表、スタジオの灰皿、楽器、服飾品──
ファブフォーの活動を新しいかたちで紐解き、浮き彫りにしてくれるモノたちをフルカラーで集大成!
ザ・ビートルズの息遣いが、現代によみがえる。

目次

1 アントリアのギター
2 リヴァプール・エンパイアのプログラム
3 キャヴァーン・クラブのポスター
4 ピート・ベストのツアー日程表
5 ジョージのグレッチ
6 リンゴのドラム
7 ジョン・レノンの眼鏡
8 リヴァプール市フォースリン・ロード20番地
9 カイザーケラーの契約書
10 ジョン・レノンのリッケンバッカー
11 ジョージの革ジャン
12 ザ・トップ・テン・クラブの給料明細書
13 ポールのヘフナー・ベース
14 〈マイ・ボニー〉
15 ブライアン・エプスタインの日記
16 磁石で遊ぶ髪型のゲーム
17 リンゴのはがき
18 「マージー・ビート」紙
19 ビートルズ・ファン・クラブの会員証
20 タワー・ボールルームのポスター
21 ニール・アスピノールの名刺
22 デッカのオーディション・テープ
23 ビートルズのブーツ
24 レノンのドイツ就労ビザ
25 4人がサインしたスター・クラブのメニュー
26 4人がサインしたパーロフォンのプロモ・カード
27 リンゴが使ったアビイ・ロードの灰皿
28 ヒューム・ホールのチケット
29 ビートルズ・ハーモニカ
30 4人がサインした〈ラヴ・ミー・ドゥ〉のシングル
31 〈ラヴ・ミー・ドゥ〉のサイン入りシングル
32 ヴォックスAC30
33 〈プリーズ・プリーズ・ミー〉
34 「サンク・ユア・ラッキー・スターズ」の視聴促進カード
35 ノーザン・ソングスの手紙
36 ビートルズの昆虫ロゴ
37 アルバム《プリーズ・プリーズ・ミー》
38 アメリカでコケた3曲
39 〈フロム・ミー・トゥ・ユー〉のプレス・リリース
40 ビートルズ・スーツ
41 「NME」ポール・ウィナーズのプログラム
42 コンサートのチラシ
43 リンゴのジャケット
44 アルバム《イントロデューシング……ザ・ビートルズ》
45 〈シー・ラヴズ・ユー〉のプロモ・シングル
46 「レディ・ステディ・ゴー!」の招待状
47 「サタデイ・ナイト・アット・ザ・ロンドン・パレイディアム」の招待状
48 「ロイヤル・ヴァラエティ・ショウ」のプログラム
49 《ウィズ・ザ・ビートルズ》のゴールド・ディスク
50 ファン・クラブ限定のソノシート
51 〝ザ・ビートルズ・クリスマス・ショウ〟のチケット
52 〈抱きしめたい〉のアメリカ盤シングル
53 4人がサインしたパンナムの絵葉書
54 「エド・サリヴァン・ショウ」のチケット
55 ワシントン・コロシアムのポスター
56 1964年4月4日号の「ビルボード」チャート
57 ジョージのアサヒ・ペンタックス・カメラ
58 全米ツアーの日程表
59 『絵本ジョン・レノンセンス』
60 マダム・タッソーの蠟人形
61 日本盤シングル
62 『ハード・デイズ・ナイト』の香盤表
63 「ハード・デイズ・ナイト」夕食パーティーの招待状
64 リヴァプール空港の閉鎖告知
65 ビートルズのレコード・プレイヤー
66 ポール・マッカートニーのアストン・マーティン
67 ハリウッド・ボウルのチケット
68 〈ハード・デイズ・ナイト〉に授与されたグラミー
69 ジョン・レノンのアイヴァー・ノヴェロ賞
70 知られざる写真
71 ジョン・レノンのロールスロイス
72 シェイ・スタジアムのポスター
73 1965年の全米ツアーで使われたメンバー別の手荷物タグ
74 MBE勲章
75 『ヘルプ!』の脚本
76 アビイ・ロードのピアノ
77 《イエスタデイ・アンド・トゥデイ》のジャケット
78 キャンドルスティック・パークのチケット
79 〈ストロベリー・フィールズ・フォーエバー〉の撮影スケジュール
80 ジュリアン・レノンの絵
81 サージェント・ペパーのドラム
82 〈ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー〉の歌詞
83 〈愛こそはすべて〉の歌詞の草稿
84 ジョンのブレスレット
85 ジョージ・ハリスンのギター、〝ロッキー〟
86 ジョンのアフガン・ジャケット
87 ヴォックス・ケンジントン・ギター
88 アップル・コア社の腕時計
89 ポールが手書きした〈ヘイ・ジュード〉のレコーディング・メモ
90 公式伝記本
91 ゲレッド・マンコヴィッツの未発表写真
92 イーストマン&イーストマン宛ての手紙
93 〈ジョンとヨーコのバラード〉のゴールド・ディスク
94 ジョンのホンダ・モンキー・バイク
95 ジョンのアコースティック・ギター
96 アビイ・ロードのマイク
97 バッグ・ワンの招待状
98 《ゲット・バック》のLP
99 1970年4月10日づけの「デイリー・ミラー」紙
100 ジョンからのはがき

前書きなど

 この本に関わったおかげで、わたしは二重の喜びを味わうことができました。いや、単に二重の喜びと言うだけでは足りません。というのもさまざまなモノを探し出し、集める手助けができた──ついでに多少の書きものも──ことに加え、このなんとも楽しめる作業全体が、わたし自身の青春時代の覚書となっていたのです。
 ビートルズの活動を多方面で彩っていた100の魅力的で意義深いモノを収集していくうちに、わたしは15歳の学生だった自分がはじめて〈ラヴ・ミー・ドゥ〉を聴いた1962年の記憶を蘇らせました。わたしはビートルズの虜となり、スウィンギング・シックスティーズ以降もずっと、彼らのファンでいつづけました。
 人気が上昇してチャートの首位に輝いたり、コンサート・ホールを満杯にしたりするようになると、ビートルズの物語は全国的な成功の枠を越えて、やがてはどんなポップ・アーティストにもなし得なかったスケールでの世界制覇へと展開していきます。そして彼らはわたしや似たような考えを持つ大勢の若者たちを、一生で一度の旅へと連れ出してくれました。わたしたちは彼らのレコードを買い、彼らのラジオ番組にダイアルを合わせ、彼らの出演するTV番組に見入り、運がよければチケットを手に入れて、生身の彼らを実際に見ること(聴くことはともかく)ができたのです。
 マネージャーのブライアン・エプスタインが注意深く見守る中、〝ファブ・フォー〟──ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、そして最終的にはリンゴ・スター──はモップ頭のポップ・グループから、ポピュラー音楽の外見とサウンドの両方を一変させるユニークな音楽的存在へと成長していきました。
 最初のアルバムのリリースとビートルマニアの到来から50年をへた今も、わたしたちは楽器をアップグレードし、外見を変化させ、莫大な数のファン集団を満足させるために世界中を旅し、絶えず新たな音楽スタイルを採り入れながら、最終的には決裂し、解散した彼らの歩みをふり返り、祝福しています。ポップ・アイドルとしてのビートルズは音楽とファッションに影響を与えましたが、同時に彼らはセックス、ドラッグ、宗教、政治に対する人々の態度にも、奥深い変化をもたらしました。しかもそのすべては彼らのあらゆる音、あらゆる言葉、あらゆる記事、あらゆる写真、そしてあらゆる些細なゴシップに食らいつく世界中のあまたのファンが見守るなかで展開されていたのです。
 記憶に残る影響力の大きいモノ──楽器、レコード、契約書、チケット、記念品、そして個人的な思い出の品々など──を集めたこの本は、ビートルズの活動におけるもっとも重要な業績や瞬間を讃える一冊です。その場に居合わせなかったみなさんのために書いておくと、ビートルズは〝マージー・ビート〟の旗頭となり、英国勢による米ポップ界の侵略を先導し、コンセプト・アルバムを生み出し、サイケデリック時代の象徴となったのちに、史上最大のベストセラー・ポップ・アーティストとしてそのキャリアを終えました。
 というわけでわたしもビートルズに影響を受けた、何百万人というファンのひとりに過ぎませんでした。ですが同時にわたしは幸運なファンのひとりでもありました。なぜなら解散したあとも、彼らはわたしに影響を与えつづけたからです。1970年代にEMI──長年にわたるビートルズと彼らの音楽の本拠地──で仕事をすることは、ビートルズの元メンバーによるさまざまなソロ・プロジェクトに関わることを意味しており、その結果わたしはメンバーのひとりひとりと会い、ともに時間を過ごすことができました。むろんジョンは例外です。彼は自分の指示やコメントを、電話や電報やはがきを介して伝えてくれました。
 つまりここにあるのは、ビートルズの活動と時代を、新しい、参考にできるようなかたちで紐解き、浮き彫りにしてくれるモノたちをはじめて集大成したユニークな書物であると同時に、少なくともひとりの高齢者──そしてポップ・ミュージックがもっとも輝いていた時代に多少なりとも関心があるすべての人々──にとっては、あの時代の空気感を蘇らせてくれる一冊なのです……そう、ビートルズが世界を支配していた時代の。

ブライアン・サウソール、エセックス州グレートバッドゥ

著者プロフィール

ブライアン・サウソール  (ブライアンサウソール)  (著/文

1960年代、地元紙にポップミュージックについて執筆、「メロディーメーカー」や「ディスク」などに勤務後、A&M、Tamla Motown、EMI、WarnerMusicで働き、レコードビジネスで30年のキャリアを積む。 多くの音楽関連書を執筆。

上記内容は本書刊行時のものです。