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65歳からは検診・薬をやめるに限る! 名郷直樹(著/文) - さくら舎
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65歳からは検診・薬をやめるに限る! (ロクジュウゴサイカラハケンシンクスリヲヤメルニカギル) 高血圧・糖尿病・がんはこわくない (コウケツアツトウニョウビョウガンハコワクナイ)

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発行:さくら舎
四六判
208ページ
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-86581-095-0   COPY
ISBN 13
9784865810950   COPY
ISBN 10h
4-86581-095-1   COPY
ISBN 10
4865810951   COPY
出版者記号
86581   COPY
Cコード
C2047  
2:実用 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年2月22日
最終更新日
2017年4月7日
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紹介

治療をしてもしなくても、人間の寿命は変わらない!

年をとるほど健康への関心は高くなる。国はメタボ健診やがん検診などを推進し、「早期発見・早期治療」のメリットをうたう。だが、EBM(エビデンスに基づく医療)の第一人者である著者は、「65歳を過ぎた人に定期検診は必要ない。むしろ受けると不幸になる」と断言する。検査にはあいまいな判定や間違いもあり、「絶対」といえるものではない。健診・検診が有効かどうかも実はよくわかっていないのだ。むしろ早期発見しないほうがいいがん(甲状腺がん、前立腺がん)を早期発見してしまうと、かえってデメリットがある。

また、薬もやめたほうがいい。高齢になると薬の効きめもあいまいになってくるし、なにより薬の治療効果より副作用というリスクのほうが大きくなってくる。若い現役世代と定年後世代では、医療のあり方が違ってくるのである。実際には、高齢者は薬を飲んでも飲まなくても、寿命に大差はない。ならば、健康を気にして「血圧を下げないと」などとあくせくがんばるより、年をとったら無用な検診・薬はやめて「ほどほど」に生きることがいちばんいい。「健康第一」という思い込みを外すとラクになる。定年になったら医療と生き方をリセットしよう。

目次

第1章 健康を追求しすぎると不健康になる
第2章 じつはあいまいな検査のウラ側
第3章 デメリットの多い「健診・検診」
第4章 薬を飲まなくてもたいして変わらない
第5章 医療に「絶対」はない
第6章 超高齢社会を生きる知恵

著者プロフィール

名郷直樹  (ナゴウナオキ)  (著/文

1961年、愛知県に生まれる。自治医科大学卒業。愛知県作手村国民健康保険診療所に12年間勤務。2003年より公益社団法人地域医療振興協会で僻地医療専門医の育成にたずさわる。同法人の地域医療研修センターおよび東京北社会保険病院臨床研修センターのセンター長をへて、2011年、東京・国分寺市に武蔵国分寺公園クリニックを開院、同院長。地域家庭医療センター長として、あらゆる健康問題に対処するプライマリ・ケアに従事。また、20年以上にわたりEBM(エビデンスに基づく医療)を実践するEBMの第一人者。専門は地域医療、臨床疫学、医学教育。
著書には『EBM実践ワークブック』(南江堂)、『「人は死ぬ」それでも医師にできること』(医学書院)、『治療をためらうあなたは案外正しい』(日経BP社)、『「健康第一」は間違っている』(筑摩選書)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。