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出版者情報
シモーヌ・ヴェイユ 「歓び」の思想
発行:藤原書店
46
296ページ
定価
3,600円+税
- 初版年月日
- 2023年12月30日
- 書店発売日
- 2023年12月27日
- 登録日
- 2023年11月29日
- 最終更新日
- 2023年12月19日
書評掲載情報
2024-03-02 |
毎日新聞
朝刊 評者: 加藤陽子(東京大学教授・日本近代史) |
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紹介
弱さ、矛盾、そして歓び――「孤高の哲学者」イメージを塗り替える豊かな人間像を呈示
「難解」、「孤高の聖女」といったイメージが先行する哲学者・社会活動家シモーヌ・ヴェイユ(1909-43)。前著『「犠牲」の思想』における“他者を生かす情熱の強さ”から続き、犠牲を厭わないヴェイユを支えていた“歓び”に注目し、人間味あふれるその素顔を描く第二弾。傑出した数学者であった兄との知的対話の歓び、鈴木大拙を通じた禅への関心、高校教師として情熱を傾けた教えることの歓び、音楽の歓び、語られなかった恋愛、「拒食」とされた行動の根本にある思想と、その一方にあった食の歓び、また死における自己消滅の歓び等を軸に、新たなヴェイユ像を示す!
上記内容は本書刊行時のものです。