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女が女になること 三砂ちづる(著/文) - 藤原書店
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女が女になること (オンナガオンナニナルコト) 「生の原基」としての母性 (セイノゲンキトシテノボセイ)

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発行:藤原書店
四六判
256ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-86578-037-6   COPY
ISBN 13
9784865780376   COPY
ISBN 10h
4-86578-037-8   COPY
ISBN 10
4865780378   COPY
出版者記号
86578   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月28日
最終更新日
2015年8月27日
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紹介

月経、妊娠、出産、子育て……
女のからだの喜びが、いのちと社会を支える。
セクシャル・マイノリティの権利の主張は十分正しいが、一方で、マジョリティであるはずの男女は未婚とセックスレスが増加し、少子化の一途である。
“仕事と家事・育児の両立”が喧しいが、問題は両立でも経済でもなく、男に抱きとめられ、性と生殖を担う女のからだの喜びが見失われていることである。
見失われつつある女たちの家族への“祈り”と家での“働き”を、どうすれば今、肯定的に取り戻せるだろうか?


■「生の原基」とは (本文より)
 「母性」とは、時代によって転変する社会的制度からしか考えられないものだろうか? 目の前で育ってゆく赤ん坊の求めるものときちんと向き合い、応えてゆく力が、今、見失われている。
 「生の原基」(渡辺京二氏)というキーワードを軸に、いつの時代もかわらぬ、育ってゆく子どもという存在と、すべての人間にあらわれるはずの「母性」のありようを探る試みである。
「あらゆる文明は生の原基の上に、制度化し人工化した二次的構築物をたちあげる。しかし、二〇世紀末から二一世紀にかけてほど、この二次的構築物が人工性・規格性・幻想性を強化して、生の原基に敵対するようになったことはない。一切の問題がそこから生じている。」(渡辺京二)

著者プロフィール

三砂ちづる  (ミサゴチヅル)  (著/文

●三砂ちづる(みさご・ちづる) 1958年生。津田塾大学国際関係学科教授。京都薬科大学卒、ロンドン大学Ph.D.(疫学)。ロンドン大学衛生熱帯医学院研究員、JICA疫学専門家として約15年ブラジル等で研究と国際協力活動。著書『昔の女性はできていた』(宝島社)『オニババ化する女たち』(光文社)『月の小屋』(毎日新聞社)『不機嫌な夫婦』(朝日新聞出版)『五感を育てるおむつなし育児』(主婦の友社)他、訳書フレイレ『被抑圧者の教育学』(亜紀書房)他。

上記内容は本書刊行時のものです。