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いつも隣に山頭火 井上 智重(著) - 言視舎
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いつも隣に山頭火 (イツモトナリニサントウカ)

文芸
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発行:言視舎
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ16mm
重さ 393g
240ページ
並製
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-86565-207-9   COPY
ISBN 13
9784865652079   COPY
ISBN 10h
4-86565-207-8   COPY
ISBN 10
4865652078   COPY
出版者記号
86565   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年8月31日
書店発売日
登録日
2021年6月14日
最終更新日
2021年8月31日
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紹介

山頭火の秀句、ベストセレクション
彼はなぜ旅に出たのか? 句と旅と酒に生きた山頭火の実像(リアル)を、活動(ロード)写真(ムーヴィー)のように追う
種田山頭火は、1882 (明治15)年現在の山口県防府市生まれの自由律俳人。「層雲」の荻原井泉水門下。1925年に熊本市で出家得度し、26年放浪の旅に。句友に支えられながら、漂泊の旅と一時の定住を繰り返し、40年松山で没、享年59。
分け入つても分け入つても青い山/しとどに濡れてこれは道しるべの石/炎天のした蛇は殺されつ光るなり/水はれいろう泳ぎ児のちんぽならびたり/いさかへる夫婦に夜蜘蛛さがりけり/尾花ゆれて月は東に日は西に/酔うてこほろぎと寝てゐたよ/悲しみ澄みて煙まつすぐに昇る/鴉啼いてわたしも一人
山頭火の残した膨大な数の句、日記や文章、書簡を丹念にたどり、あらためて彼にとっての「旅」の意味を問う。熊本「三八九居」小郷「其中庵」松山「一草庵」と定住しながら、つねに旅への想いはやまない。ここには旅するバガボンドの山頭火がいる。「孤高の人」ではなく、ちょっと変わった愛すべき隣人ともいうべき、かつてない山頭火像を描き出す。これまで調べられてこなかった熊本時代を発掘。評伝の決定版。

目次

第一章 第二の故郷熊本
1 海明かりのするふるさと
2 妻子を伴い、森の街熊本に
3 東京暮色、そして出家
第二章 乞食坊主の生き方
4 行乞漂泊に
5 雅楽多で店番、そして阿蘇山行
6 日記焼き、新たな旅の文学を
7 「三八九」に賭ける
第三章 安住の庵を求めて
8 熊本よ、サラバ
9 ふるさとを旅する
10 ふるさとのほとりに其中庵
11 畑仕事もたのしく
13 父と息子
第四章 旅への想い、やみがたく
14 小春日和の日々
15 庵を留守に七カ月の旅
16 ひと風呂浴びて一杯飲んで
17 酒は命、酒を愛し、酒に苦しむ
18 山頭火、いずこへ
19 ころり往生
資料:山頭火のいた熊本
オンライン対談「山頭火の愉しさ――その句も人も」坪内稔典x井上智重

前書きなど

山頭火の秀句、ベストセレクション
彼はなぜ旅に出たのか? 句と旅と酒に生きた山頭火の実像(リアル)を、活動(ロード)写真(ムーヴィー)のように追う

版元から一言

ちょっと変わった愛すべき隣人ともいうべき、かつてない山頭火像を描き出す。これまで調べられてこなかった熊本時代を発掘。評伝の決定版。

著者プロフィール

井上 智重  (イノウエ トモシゲ)  (

作家、ジャーナリスト。
1944年福岡県八女市生まれ。地方記者を経て、熊本近代文学館(現くまもと文学・歴史館)前館長。
著書に『山頭火意外伝』『漱石とハーンが愛した熊本』ほか。
舞台づくりで熊本県文化懇話会賞。熊本学園大学招聘教授。

上記内容は本書刊行時のものです。