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「途上国」から問う教育のかたち
国際協力を歩く、フィールドの声を聴く
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2025年1月29日
- 登録日
- 2025年1月7日
- 最終更新日
- 2025年1月31日
紹介
「途上国」とされる国において、国際的な開発目標や教育政策が現場に与える影響はいかなるものなのだろうか。
また、当事者たちは教育の価値をどのように捉えているのだろうか。
アジア・アフリカ・中東などでの丹念なフィールド調査から見えてきた、教育現場の多様な現実。
地域社会固有の文脈を重視した観点からより良い教育とは何かを探る。
目次
まえがき(小川未空)
第一部 教育の機会をまもる
第一章 ケニアのスラムにある低学費私立学校の運営と教師の生活 ―厳しい環境の中で学校が存続する理由―(澤村信英)
第二章 マレーシアにおける将来が不確実な都市難民の子どもへの教育―学習センターに携わる留学生に着目して―(金子(藤本)聖子)
第三章 南アフリカ共和国を事例に教育の普遍化と格差を考える―現実の社会を生きる人の「声」をもとにして―(坂口真康)
第二部 教育政策にゆらぐ
第四章 ヨルダンの教育統合政策はシリア難民家庭に何をもたらすか ―公立校に通うシリア人生徒とその家族の視点から―(ガラーウィンジ山本 香)
第五章 ウガンダ北部における難民受入地域への初等教育支援の役割と課題―当事者の視点に注目して―(坂上勝基)
第六章 マラウイの初等教員政策と教育の質について―教員養成課程の改定が与えた影響を中心に―(川口 純)
第七章 ウガンダの月経対処支援とシニア・ウーマン・ティーチャー―生徒の視点、教員の視点―(杉田映理)
第三部 生活の文脈からえらぶ
第八章 ケニアにおける中等教育から高等教育への移行―家族・友人・恋人との関係からみる女子学生の選択―(小川未空)
第九章 中国に留学したガーナ人学生の帰国意志と頭脳循環―大学院で学位を取得した高学歴者に着目して―(羅 方舟)
第十章 マダガスカルにおける学習成果の再考 ―学校関係者からみたディーセント・ワークとディーセント・シティズンシップ―(ラスルナイヴ、アンドリアマナシナ ルズニアイナ/アンドリアリニアイナ、ファナンテナナ リアナスア)
第十一章 ヴァヌアツとマダガスカルにおける学歴認識の差異をめぐって―生業観との関連で―(白川千尋)
まとめにかえて(澤村信英)
あとがき(杉田映理 )
執筆者紹介
上記内容は本書刊行時のものです。