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ザ・バンド 来たるべきロック 池上 晴之(著/文) - 左右社
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ザ・バンド 来たるべきロック (ザ・バンド キタルベキロック)

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発行:左右社
四六判
280ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-86528-436-2   COPY
ISBN 13
9784865284362   COPY
ISBN 10h
4-86528-436-2   COPY
ISBN 10
4865284362   COPY
出版者記号
86528   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年11月1日
書店発売日
登録日
2024年9月30日
最終更新日
2024年11月13日
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書評掲載情報

2025-01-25 日本経済新聞  朝刊
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紹介

本物のロックを聴く。
ルーツ・ロックやボブ・ディランのバックバンドというイメージを覆す、日本初の本格的ザ・バンド論。「音楽を聴くということ」をテーマにしているので、ザ・バンドを聴いたことがない人も、ザ・バンドのコアなファンも楽しめる文章です。 映画『ラスト・ワルツ』のシーン別徹底解説&おすすめのアルバムも掲載。

ロック写真家ウイリアム・ヘイムス氏がコンサート「ザ・ラスト・ワルツ」で撮影した幻の写真24点を収載!
歌うボビー・チャールズを正面から撮影したおそらくは世界で唯一の写真を掲載。「King Harvest」のギターソロを弾くロビー・ロバートソン、フィドルを持って歌うリック・ダンコ、アコーディオンを弾くガース・ハドソン、ギターを弾くドクター・ジョン、「Caldonia」を歌うマディ・ウォーターズ、あいさつするビル・グレアム、ワルツを踊る観客、感謝祭のディナーなど、映画では撮影されていないシーンが満載。もちろん、リヴォン・ヘルム、リチャード・マニュエル、ボブ・ディラン、エリック・クラプトン、ニール・ヤング、ジョニ・ミッチェル、ポール・バターフィールド、ヴァン・モリソン、ロニー・ホーキンス、ニール・ダイアモンドが演奏する姿もバッチリ撮影されています。

★カバーを裏返すとザ・バンドのポスターになります!
ザ・バンド最後の全米ツアー初日の貴重なステージ写真です。

目次

Ⅰ いつの日か、ロックはザ・バンドのものとなるだろう
                                                           
第一章 どうしてぼくは「ザ・バンド」を聴いているのか
自分の趣味を理解することは可能か
音楽は趣味の問題なのか
音楽について語り合うことは可能か
ファン同士で語り合うことは可能か
 
第二章 ザ・バンドは「ロックバンド」なのか
ぼくの「ロック」論争
ザ・バンドは「ロック」なのか
ザ・バンドは「カントリー・ロック」なのか
 
第三章 来たるべきロック『南十字星』
アルバム『ザ・バンド』は「カントリー」ロックだった
『南十字星』が示す「来たるべきロック」
ザ・バンドの音楽の本質
「来たるべきロック」とは何か
「ロック」と「来たるべきロック」の分岐点
 
第四章 ザ・バンドをどう聴くか
音楽をどう聴くか
『南十字星』をどう聴くか
音楽を理解するということ
音楽を聴くということ
ザ・バンドのアルバムをどう聴くか
 
第五章 ザ・バンドを読む
永井荷風の「西洋音楽」事始め
ザ・バンドを「読む」
曖昧さと豊かさが息づいている場所
THE BAND playing THE MUSIC
『南十字星』と「ザ・ラスト・ワルツ」の間にあるアルバム
ロックと詩が交わるところ
 
第六章 ザ・バンドというバンド
コンサート「ザ・ラスト・ワルツ」を観た人
ライヴを聴いていなければ話にならないのか
「なんだ、レコードと同じじゃないか」とミック・ジャガーは言った
ザ・バンドの本当のライヴ演奏を聴くことはできるのか
空白が奏でる音楽
ザ・バンドのヒット曲を歌えますか?
ザ・バンドはカバーバンドだった
ザ・バンドはディランのバックバンドではない
ザ・バンドというバンド
 
第七章 三つの声のクインテット
ポスト・アメリカーナの彼方へ
ロビー・ロバートソン――トロントの三味線ギタリスト
ガース・ハドソン――オンタリオ州ロンドンのマッド・プロフェッサー
リチャード・マニュエル――ストラトフォードのリズム・ピアニスト
リック・ダンコ――シムコーの踊るベーシスト
リヴォン・ヘルム――アーカンソーの元祖歌うドラマー
ザ・バンド――三つの声のクインテット
 
第八章 いつの日か、ロックはザ・バンドのものとなるだろう
映画『ラスト・ワルツ』をどう観るか
共同体としてのザ・バンド
いつの日か、「ロック」はザ・バンドのものとなるだろう
「ハーヴェスト」の祝祭
『ラスト・ワルツ』は終わらない
 
第九章 「ロック」とは何か、「来たるべきロック」とは何か
ザ・バンド的なるもの
日本人は本当にロックを感じ取れているのか
日本語ロック論争の誤解
「backbeat」と「バックビート」
ロックとは何か
再び「来たるべきロック」とは何か
 
 
Ⅱ もう一度『ラスト・ワルツ』を観るために
 
われわれのアメリカはまだ発見されていない
ミュージカル映画『ラスト・ワルツ』
『ラスト・ワルツ』に至るまで
「ラスト・ワルツ」とは何か
映画『ラスト・ワルツ』のシーン別徹底解説&おすすめのアルバム
① ビリヤードのシーン/②アンコール曲「Don't Do It」/③オープニング/④タイトルバック/⑤ロビー・ロバートソンのインタビュー/⑥ザ・バンド「Up on Cripple Creek」/⑦メンバーのインタビュー/⑧ザ・バンド「The Shape I'm In」/⑨ロニー・ホーキンス登場/⑩ロビー・ロバートソンのインタビュー/⑪ロニー・ホーキンス「Who Do You Love」/⑫メンバーのインタビュー/⑬ザ・バンド「It Makes No Difference」/⑭マイケル・マクルーアの朗読/⑮ドクター・ジョン「Such a Night」/⑯ニール・ヤング「Helpless」/⑰ロビー・ロバートソンのインタビュー/⑱ザ・バンド「Stage Fright」/⑲リチャード・マニュエルとロビー・ロバートソンのインタビュー/⑳ザ・バンド&ザ・ステイプルズ「The Weight」/㉑「Old Time Religion」/㉒ザ・バンド「The Night They Drove Old Dixie Down」/㉓ロビー・ロバートソンとリヴォン・ヘルムのインタビュー/㉔ニール・ダイアモンド「Dry Your Eyes」/㉕メンバー全員のインタビュー/㉖ジョニ・ミッチェル「Coyote」/㉗メンバーのインタビュー/㉘ポール・バターフィールド「Mystery Train」/㉙リヴォン・ヘルムのインタビュー/㉚マディー・ウォーターズ「Mannish Boy」/㉛エリック・クラプトン「Further on Up the Road」/㉜リック・ダンコのインタビュー/㉝ロビー・ロバートソンのインタビュー/㉞エミルー・ハリス「Evangeline」/㉟ガース・ハドソン「The Genetic Method」~ザ・バンド「Chest Fever」/㊱ロビー・ロバートソンとガース・ハドソンのインタビュー/㊲ザ・バンド「Ophelia」/㊳リヴォン・ヘルムとロビー・ロバートソンのインタビュー/㊴ヴァン・モリソン「Caravan」/㊵ローレンス・ファーレンゲティの朗読/㊶ボブ・ディラン「Forever Young」/㊷ボブ・ディラン「Baby, Let Me Follow You Down」/㊸フィナーレ「I Shall Be Released」/㊹ロビー・ロバートソンのインタビュー/㊺舞台を去るミュージシャン/㊻ザ・バンド「Theme from The Last Waltz」/㊼ガース・ハドソン「Greensleeves」
最後に――ロック・オペラ『ラスト・ワルツ』
 
あとがき

著者プロフィール

池上 晴之  (イケガミ ハルユキ)  (著/文

1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒。批評家。編集者として35年以上にわたり医学、哲学、文学をはじめ幅広い分野の雑誌および書籍の制作に携わる。鶴山裕司との「対話 日本の詩の原理」(総合文学ウェブ情報誌「文学金魚」)で、鮎川信夫、田村隆一など「荒地」派を中心に戦後詩を論じている。

上記内容は本書刊行時のものです。