書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
かっこいい福祉
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 書店発売日
- 2019年9月2日
- 登録日
- 2019年8月8日
- 最終更新日
- 2019年10月9日
書評掲載情報
2022-01-15 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 松井彰彦(東京大学教授) |
MORE | |
LESS |
紹介
熊谷晋一郎氏、大推薦!
「自力と他力、内閉と開放、市場と制度ーフクシの葛藤は生の葛藤だ。
二人のプロフェッショナルが繰り広げる、手に汗にぎる次世代福祉論!」
福祉の仕事は他の業界に比べ、なぜ低く見られてしまうのか? 冤罪事件後厚生労働事務次官を務めた村木厚子と、自らも100万人に1人の難病由来の先天性障がいを持ち、知的障がい者のアート活動施設「アトリエ インカーブ」を運営する今中博之。
福祉の仕事を通じ知り合った二人が、「制度」と「現場」の両側から、真の意味で「かっこいい福祉」を実現する方法を縦横無尽に語り合う。
障がい者福祉、高齢者福祉、児童福祉とさまざまな観点から、民間との関わり方や低賃金問題の解決策など、新時代の支援のあり方をともに考えるための一冊。
今当たり前のようにある公的な福祉サービスの中には、スタートの時は制度がなく、「制度外のサービス」とか、「ルール違反のサービス」などと位置付けられていたものがたくさんあります。必要なサービスは「現場」でしか生まれまないのです。ー村木厚子
「障がいとは」「生きるとは」といったことについて、ずっと考え続けられる人がプロだと思います。そのためには、長く一緒に居続けることがとても重要です。短期間だけなら誰にでもできる。ー今中博之
目次
❖目次
第一章 社会には「かっこいい福祉」が必要だ
行政はJKビジネスのスカウトに負けている 村木厚子
福祉をめぐるふたつのバリア 今中博之
対談 制度のバリアフリー
福祉と民間をつなぐ言葉/障がい者雇用の分断と嫉妬/福祉の外からのアプローチ/「下から目線」からの脱却/スタッフは「褒めない」努力をする/福祉業界のお金アレルギー/「選ばれる」施設とは?/成功しすぎた反薬物キャンペーン/ドライな支援とサードプレイス/SNSでつながる糸
第二章 困難を抱えた私たちが自立するまで
生きていくにはデザインしかない 今中博之
対談 与えられた環境と努力
生まれてすぐの記憶/家族から与えられたもの/ポジションを考える/学校生活で得たもの/「みんなと一緒」になじめず/「勝ちグセ」は人生を豊かにする
目標は「自分で食べていく」こと 村木厚子
第三章 福祉の世界で働くあなたへ
対談 これからの福祉を考える
福祉におけるプロの定義/どうして資格は必要か/「自分たちの問題」と思えるかどうか/離職率が高い理由/小さな視点と大きな視点/お金の使い方は革新のエネルギー/経営者は労働環境をどう整えるか/福祉的感覚と経営感覚のバランス/技術の進歩で変化するケア/下積みの時期をどう過ごすか/閉じながら外の世界へ開いていく/これからの福祉に必要なこと
「制度にない」を「制度にする」に 村木厚子
「わかりあえない」から始まる福祉 今中博之
上記内容は本書刊行時のものです。