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『賢者アキールの物語』の遍歴 服部文昭(著) - 成文社
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『賢者アキールの物語』の遍歴 (ケンジャアキールノモノガタリノヘンレキ) スラヴの写本から辿る (スラヴノシャホンカラタドル)

歴史・地理
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発行:成文社
四六判
縦198mm 横137mm 厚さ20mm
重さ 350g
212ページ
定価 2,200 円+税   2,420 円(税込)
ISBN
978-4-86520-080-5   COPY
ISBN 13
9784865200805   COPY
ISBN 10h
4-86520-080-0   COPY
ISBN 10
4865200800   COPY
出版者記号
86520   COPY
Cコード
C3087  
3:専門 0:単行本 87:各国語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年10月25日
発売予定日
登録日
2026年8月26日
最終更新日
2026年9月9日
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紹介

古代オリエントに発し、中世スラヴ世界へと受け継がれた『賢者アキールの物語』。ロシア、ブルガリア、セルビアに伝存する諸写本を精査し、その翻訳・伝播・変容の軌跡を丹念に跡づけることで、一つの説話が越境し継承されてきた歴史を描き出す。中世スラヴ文献文化の深層に迫る意欲作。

目次

はじめに
第一章 賢者アキール説話のスラヴ語版
 賢者アキール説話のスラヴ語版とは
 スラヴ語版賢者アキール説話のあらすじ
 スラヴ語版におけるスラヴ語とは
第二章 賢者アキール説話スラヴ語版の起源と展開
 賢者アキール説話スラヴ語版の起源
 スラヴ語版の展開
 賢者アキール説話のスラヴ語写本の分類──第一世代から第三世代まで──
第三章 賢者アキール説話スラヴ語写本の比較研究
 スラヴ語写本の比較研究とは
 (1)本文の分量
 (2)物語の構成要素
 (3)《文集》の構成要素としての意義
 比較の基準となるスラヴ語写本の選定──〈オイドル本〉と〈サヴィナ本〉──
 スラヴ語版研究のターニングポイント──〈サヴィナ本〉の発見──
第四章 スラヴ語版における異読
 写本間の異読とは
 スラヴ語版での異読の実例
 完璧な写本は無い
 異読の分析から得られるもの
第五章 物語の構成要素から見た賢者アキール説話スラヴ写本
 物語の構成要素から見た賢者アキール説話スラヴ写本
 物語の構成要素の量・配列の違いとは
 新たな構成要素の取り入れ
 物語構成要素の踏襲と改変の観点から見た〈ベリャコフ本〉
 〈サヴィナ本〉、〈ベリャコフ本〉、〈ソロヴェツキー本〉三写本に共通する特徴
第六章 スラヴ語版賢者アキール説話写本群の系譜
 スラヴ語版写本群の系譜解明の手掛かり
 スラヴ語版写本の系統関係を考えてみる
 賢者アキール説話のギリシア語版がなぜ現伝しないのか
 賢者アキール説話スラヴ写本研究の現在地
第七章 『シャハイシャ王の十二の夢』
 《文集》を構成する作品の例
 『シャハイシャ王の十二の夢』とは
 スラヴ語版『シャハイシャ王の十二の夢』の著名な諸写本
 『シャハイシャ王の十二の夢』の周縁的な写本
 『シャハイシャ王の十二の夢』スラヴ語版写本の比較から分かること
 ロシア語版写本の持つ古風さ
 シャハイシャ王の見た十二の夢とは
第八章 キエフ・ルーシの文献文化──ボリスとグレープをめぐる作品を中心に──
 キエフ・ルーシにおける文献文化の誕生
 揺籃期中世ロシア文献文化の一側面──ボリスとグレープをめぐる作品から
 キエフ・ルーシにおける福音書の誕生
 アプラコスとは
 『物語』における福音書の引用
 『講話』における福音書の引用
 中世スラヴ世界におけるキエフ・ルーシの文献文化
第九章 ボリスとグレープを殺したのは本当にスヴャトポルクか
 キエフ公ヴラジーミルの誕生まで
 年代記から読むスヴャトポルクによるボリスとグレープ暗殺
 キエフ公位をめぐる兄弟の戦い──スヴャトポルク、ヤロスラフの死闘
 ボリスとグレープの死は誰の手によるものか
おわりに
付 録
 1.現代のスラヴの諸言語
 2.スラヴ諸語を分けるポイント
 3.『賢者アキールの物語』のあらすじ
 4.養子の教育を述べるエピソードⅡでの金言
 5.スラヴ語版写本に関する補足
 6.異読の実際例
参考文献
索引

著者プロフィール

服部文昭  (ハットリフミアキ)  (著)

1954年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。
博士(文学)。
京都大学名誉教授。
専門はスラヴ諸語に関する機能論的ならびに文献学的研究。
著書等
『古代スラヴ語の世界史』(白水社)、
「ロシア語──英語だけではダメですか?」大木充・西山教行(編)『マルチ言語宣言:なぜ英語以外の外国語を学ぶのか』(京都大学学術出版会)など。

上記内容は本書刊行時のものです。