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ロシア・東欧の抵抗精神
抑圧・弾圧の中での言葉と文化
発行:成文社
46
縦195mm
横135mm
厚さ18mm
重さ 320g
176ページ
定価
1,800円+税
- 初版年月日
- 2023年9月30日
- 書店発売日
- 2023年9月25日
- 登録日
- 2023年7月18日
- 最終更新日
- 2023年12月26日
書評掲載情報
2023-10-29 |
産經新聞
朝刊 評者: 野中進(埼玉大学教授) |
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紹介
長い歴史のなかで権力に対峙し、いまもそれを続けている人々や思想をロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、チェコのなかに見ていく。ロシア・東欧の人々は圧倒的な力・権力に対して言葉による抵抗を続け、それに対する苛酷な弾圧も受けてきた。しかしその抵抗の言葉を完全に絶やしてしまうことなく、無力にも思える言葉を発し続け、それが広まり集積していくことによって、何かを変えるための精神的素地が作られていった。ロシアのウクライナ侵攻が続くいま、ロシア・東欧の人々の抵抗の軌跡を辿る。
目次
まえがき 干からびた荒れ地に言葉の滴を(石川達夫)
序 国歌は何を示唆するか?(石川達夫)
ロシア
第一章 ロシア国民文学と帝国的一体性の神話──近代ロシアにおける文学的抵抗とその逆説(貝澤哉)
第二章 荒野に自由の種を蒔く──「ソヴィエト的人民」と作家たち(前田和泉)
ウクライナ
第三章 銃殺された文芸復興──一九三〇年代の文学グループ弾圧と、現代にいたる言語と民族の問題(奈倉有里)
ベラルーシ
第四章 銃殺された文学──一九二〇年代の若手文学グループ「マラドニャーク」と現代作家サーシャ・フィリペンコをつなぐ歴史(奈倉有里)
ポーランド
第五章 ポーランド人であること、になること、にさせられること──ニーチェからゴンブローヴィチへ(西成彦)
チェコ
第六章 チェコ抵抗精神の系譜──ヴァーツラフとヤン(石川達夫)
あとがき 抵抗の歌と花(奈倉有里)
人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。